見えない世界と親しむ

色んな形で見えない世界と楽しむ

古代木工職人達の笑顔

こんにちは。


今日は、自分の中で、「見えない世界」と「見える世界」が


リンクした、個人的なストーリーを書こうと思います。


夜見た夢、ヒーリング、現実世界が、流れる様に自分の中でリンクしたお話です。



ある日、夢を見ました。夢の中の自分は、少年?でした。


時代は、古代日本って感じ。服装や雰囲気から。


自分は販売ブース?の様なところにいました。


それが食べ物ではなく、木工品なんです。


場面は大変明るく、空気は澄んでいて穏やか、時間も緩やかに流れている。


雰囲気から、とんでもなく世界の豊かさを感じ、そこにいるのが心地よかった。


そこは工房?らしく、周りには木工職人?らしき男性達が、ゆったりした感じで


動いており、仲間達が笑ったりなごやかながらも、連帯感と温かみを感じ、


どこかが大変懐かしかったです。


と、おばさんが来ました。


一つの小さな木彫りのペンダントヘッド?を手に取ると、


これは何が彫ってあるのか?とこの私に尋ねるのです。


私は戸惑いました。分からないのです。夢を見ている私も戸惑いました。


困っている私を見かねて、一人のお兄さんが来ました。


とても丁寧におばさんに説明していました。


「これは〇〇(神的な存在の象徴?)です。」


(夢を見ている自分は「今で言う大日如来的なものかな???」


と思いました。)


おばさんは説明を聞いて、それを一つ大事そうに持って帰りました。


ほっとしていると、そのお兄さんが明るいながらも、呆れた様子で言いました。


「おいおい、〇〇の息子がこんなことも分からないのかぁ~~~??」


少年の自分は赤くなると、戸惑ってその場にいる仲間達を改めて見ました。


すると、どうも彼らはかなりの腕を持った木工職人達で、


その少年は、そこの英知ありそうな棟梁的な人の息子だと判り、大変恥ずかしかったです。


これが夢で見た光景です。


そしてそのまま高速バスで3時間かけて、予約していた


いつものフラワーエッセンスとヒーリングセッションを受けました。


(自分が大リーグと思っている先生の元で、長期のスクールをご卒業された方の所に


当時遠くても一カ月に一回位通っていました。)


セラピストにその夢の話をしているうちに思い出しました。


私は幼稚園の頃、将来なりたい自分、という題で、何故か


木彫りの彫刻をする人、の(つもり)の絵を描いていました。


(その下手な絵が、幼稚園の自分の個人卒園アルバムの表紙になりました。)


(そう言えば、フランス聖地のルルドでも、い並ぶたくさんのお土産物屋さんでは、ただ繊細な木彫りの小さな人形を4つ買っただけでした。)


それから今月摂る花のエッセンスを選び、ヒーリングを受け、


そしてまた高速バスで3時間かけて、田舎の家に帰りました。


(ヒーリング後は、いつも心底リラックスし、全身がクリアーになり、


いわば「存在しているだけで快い」状態なので、高速バスも全く苦にならない)


元気に家に到着して居間に入った時、テレビで地方ニュースをやっていました。


するとまだカバンを持ったままの私に、


いきなりテレビのアナウンサーの声が。


私が今住んでいる地域の、遺跡発掘地帯が、


今まで思われていた様な、古代の農耕地帯ではなかった、


実は『神への祭祀に使う木工品を作る、高度な技術を持った


職人村だったことが判明しました。』と。


その同じ言葉が、テロップでも映し出されました。


え?


何か時が止まる感覚がありました。


あの夢の答え合わせ?どこか魔法の瞬間のように感じました。


(ヒーリング後って、結構こういう流れがあります)


そしてそれだけではなく、立て続けにその週、


テレビでたまたまあるドキュメンタリーを観ました。


それが、何故か私のこの地域の古墳から出た木工品を、


3人のれっきとした木工の人間国宝さん達が


完璧に再現できるか?という、「挑戦ドキュメンタリー」だったのです。


は!?何その挑戦・・・・


しかも今このタイミングで!?と思いました(笑)


なんと場所も、自分の家から歩いて「3分くらいの所に」


その3人の人間国宝さん達は、来られていた様です!!(笑)


こんなことってある・・・・???と、ぼーぜんと思いました。


またヒーリング後の魔法だ・・・


ドキュメンタリーを見ていると、古墳から出て来た木工品は


樹の年輪がとても均等で美しく、


近代の乱れた気候変動による年輪の幅ではあり得ない、とのことでした。


古代の当時の気候が、いかに長い年月の間、安定しており


豊かだったか察せられるとのこと。


ドキュメンタリーのお題に挑戦するに当たり、


3人の木工の人間国宝の方々は、古墳の出土品を見学してみて、


特に問題なく出来るだろう、といった感じでした。


が、お一人が、ご自分も再現のための木工を始めてみてほどなく


困難を感じられ、勢い余ったご様子?で、なんと


ご自分の親指を切ってしまわれたのです。


(人間国宝の方の親指は、とんでもない大切なものだと思います)


その方はもちろん動揺された様子で、すぐ撮影班に


今日は帰ってくれ!と言われていました。


見ている私もショックでハラハラし、胸がぎゅ~っと縮まりました。


しばらく後の撮影では、その方が、


古代の作品を再現するのには特に重要なカーブを再現するのに、


ご自分のお持ちのいつもの小刀等では無理なのだ、と、


程なくして冷静に悟られた、とのこと。


でも、その方はそこで再現を諦められず、色々と考えを巡らせられ、


ご自身のお父様の古い写真の中にヒントを見つけられました。


お父様が使われていた、ちょっと変わった形の小刀なら、いけるのではないかと。


そこで馴染みの職人さんにそれを特注され、出来上がった小刀を


苦労されながら何度も手に馴染ませられ、また挑戦されていました。


諦めないそのお姿に、心底感動しました。


そして、結果、古代の木工品と同じ作品を作られました。


一番感動的だったのは、


この試みをやってみてのご感想を訊かれた時です。


その方は、


最初は、どこかで、簡単だろうと思っていた。が、やってみたら大変に難しかった、


と、何かこみ上げるものがおありだったのか、


言葉を詰まらせられると、


(古代の人々には)ほんとうに、色んなことを、学ばせていただきました、


と、涙を拭かれたのです。


そのお姿を見たとき、何故か自分も、急に深い所からじ~~~~~~~~んと


した色々な想いが押し寄せて来、涙が出ていました。


大変勝手な、ただの個人的なファンタジーなんですが、


夢で見た木工職人の仲間達の、それぞれの自信に満ちた明るい満面の笑みが


次々と浮かびました。とても深い想いに浸る間に


どんどん、ぱああああ~~~と視界も晴れ晴れしました。


勝手ながら、夢で見た彼らと強い連帯感を感じ、心底明るい気持ちになりました。


ああ、素晴らしいな。希望だ。


私の中で、時空を超えて、人と人とが繋がった。


「見えない世界」と「見える世界」のリンクだ。


なんて素晴らしいんだろう、これだよ


「見えない世界」と「見える世界」の醍醐味。


大変個人的にですが、そう感じました。素晴らしいこの番組に、深く感謝しました。


しかも、驚いたことはまだありました。


なんと、家から歩いて3分くらいの所で、その3人の木工の人間国宝の方々の


古代の木工作品を再現した現物を、1週間限定だけども、展示する、


つまり私も「この目で見ることが出来る」というのです!!!


また家から歩いて3分の所で、です。


あり得ない・・どこまでこのサービス続くんだ


と思いました(笑)もちろん、速攻行きました。


寂れた町の小さな展示にしても、


私にとっては、大変心に沁みるものでした。


そこには、古代日本の職人が作った木工品と、


現代日本の人間国宝の方が、模倣の挑戦で作られた作品とが並んでありました。


それをナマで見れること自体、奇跡の様に感じました。


古代の作品は、出土品だし、流石に木は古かったですが、


全体が、どこか大変に繊細な印象を受けました。


その作品のエネルギーから、当時の方々が一体どんな世界に生きていたのか


自分なりに推測もしました。


作品は特に、カーブの繊細かつシンプルな美しさが感動的でした。


これを木工で出すって?一体どんな高い技術だったんだろう・・・。


人間国宝の方の作品は、これぞ人間の総合力が作り上げた作品という感じで、


また感動しました。ドキュメンタリーを見ていただけに、一層感慨深かったです。


二つの作品が並んでいる様は、いつまでも見飽きることがありませんでした。


あれ?もしかして、だからこの町に住んでいるのかな??


事象世界への理解の機会を敷いてくれた何者かに、


また深く感謝しました。




長くなりました。以上です。

読んで下さった方、おられましたら、ありがとうございます。


また書きますね。


とんびオレンジ