見えない世界と親しむ

色んな形で見えない世界と楽しむ

フルカラーの映像が見える友だち

こんにちは。


自分が尊敬する先生が、昔から学びの基礎として


口を酸っぱくして、(つまり見えない世界を歩いて行きたい生徒は?)皆が


受けるのが望ましいと言われているので、


もうずっと何年も、大学の先生に2週間ごとに自分のために


心理療法を受けています。(詳細は他の投稿にも書きました。)


それがなんかもう今や、友だちに近況話すみたいになって来ていて(笑)


果たしてほんとにこれでいいんだか・・とも思います。


大学の先生は夢の専門家なのですが、私は最近夢を覚えていられなくて


ずっと夢日記もつけれていず、先生も面白くないだろうなぁと←ウケって必要?


過去の夢日記を読んでも


☆猫とカエルとボーリングしている夢をみた。


「相手は猫だから、作戦はいけると思いますよ」と、味方に囁いていた☆


みたいなとこにしか目が行きません(笑)


ところで


小・中で一緒だった仲のよかった友だちが、昔ブラジルにお嫁に行きました。


彼女は不思議な流れで、紹介でピアノを習おうと思ったら


それが引退した一流のピアニストだったと教えてくれました。


そしてびっくりする様な、そのおじいさんの言動


(つまり天才と付き合うのは骨が折れるという話)を帰国するたび


教えてくれて面白かったのですが、


どうも彼女はそのおじいさんピアニストの方と率直にズバズバ物が言い合える


らしく、今は秘書的なことを頼まれてやっている、とのことでした。


(この話はまた書きますね)


ある帰国時、いつもの地元のケーキ屋さんで、彼女が


「最近ね、時々普通に目をつむると、まるで瞼の裏がスクリーンみたいに


フルカラーの動く画像が展開するの。外国の様子とか、自然の光景とか、


すっごいきれいなんだけど、ねえ、これって


もしかして私がブラジルにいるからかな?それで


こんなことになって来たのかな?」と言うのでした。


そう言われて思い出したのは、自分の尊敬する先生が


ブラジルを、一般的なイメージとは裏腹に、真剣なクリスチャンの層も厚く、


実はとても霊的な国なのだと言われてたこと、


あと、自分も時々寝入りハナには、白黒ですが超スピードの映像を見るので


あれがフルカラーで日常で、になった感じかな?ということを思い出しました。


たぶんそれはいわゆるアストラル界と言われるものを、起きている時も


フルカラーで見ているのだろう


という自分の感想を友だちに言いました。夢はフルカラー、って人もいますよね。


あんな感じが、睡眠中ではなく、はっきり意識がある状態でも見えるという・・・って


おっと、あと10分で仕事行かなきゃなので


ただの自分のそういう部分の寝入りバナの記録?を簡単に書いてみます。


☆映像・白黒


建物?コロッセオみたいな?がまず見えたあと物凄いスピード展開で


次々と高層ビルのように、ガウディの塔のようなものが


ニョキニョキと生え続ける。


背景の右下から左上に、雲に乗った「侍」が上へ上へ上昇していた。また遠くには


違う人も遠くで雲に乗って上昇していた。そっちも侍か見ようとすると見えなくなる。


(感想)物凄いスピード感と展開だった。まったく。モタモタしていない。


ヒーラーさんとか色んな修行中の人とかヘミシンカーとか


シャーマンとかにとっては、別に普通は言わないけど


特に珍しくないことみたいだけど


そうでなかったらそりゃ驚くよね、とあの時は友だちに言いましたら


友だちは「そうか、あの人(ピアニスト)と働くのは修行だからそれでかも!」と


笑っていました。実は日本から行ってる知り合いの人の中にも


自分と同じ体験をし始めた人が数人いた、皆が内心、相当驚いている、と。


(ブラジル、どんだけ霊的な土壌の底上げがある???)


ブラジルにちょっと興味が湧きました。



読んで下さった方おられましたら、ありがとうございます。


また書きますね。


とんびオレンジ

チベットの聖者

こんにちは。この夏は暑すぎましたね。私は街のかき氷巡りをしました。


夏と言えば、思い出す仕事があります。


施設でのお風呂介助。1ユニット約20人の成人の知的障がいの女性利用者さん達


(半数は出入りや、洗体・洗髪・洗顔を、ご自分ではできないので


職員が、機械は使わず一人づつ洗う)の入浴を一人で見、


(湯上げ・着替え側は別の職員)


シャンプーしてる背後での口喧嘩勃発や、足が滑らない様にの安全配慮などで


体力・神経(利用者さんの相性把握(笑))が試されます。


夏のお風呂介助を近年の異常な猛暑の中、全国でされている方々を思うと、


ほんとうに頭が下がります。



今日は、私ごときの小さな体験話ですが、聖者のことを少し書いてみようと思います。


私には、まったくもっての単純な好奇心で、


本物の、ナマの聖者に会ってみたいという想いが昔からあります。


(インド占星術で自分を表す星が、そうしたがる9室に行ってるせいでしょうか?)



ところで、知的障害者の入所更生施設で働いている頃、


ある泊まり勤務(1人)の夜中、記録を書いてる宿直所のドアを叩く音がしました。


何か不都合があった人が来ることは時々あるので、ガラっとドアを開けたら


申し訳なさそうな顔の、時々来る利用者さんでした。


ん?何かな??


喋れない方で、黙ってこちらの手にしょんぼりと何か


渡して来ました。大きい。重い物。


自分の手を見おろすとそれは・・・・


岩の様に大きな、硬いBENの塊でした!!(笑)


2人で念入りに石鹸で手を洗いながら、


彼女の心底申し訳なさそうな顔を見ると、


夜中にぎゃああと声を出してしまった自分を、


知ってたけどやっぱ未熟者っす、と改めて認識した次第。



その後、明け方は5人くらいはこちらが起こして、トイレ介助して


パジャマから服に着替えさせるのを次々運動会でやっと終わりました。


パノラマ窓から上る、まん丸の朝陽と、美しい朝焼けを寝不足と汗だくで見ながら、


ふと、


「ナマの聖者って、どうやったら会えるのかな?」と思いました。


聖者の、あの突き抜けてクリアーで、会った途端に急にこちらに


もうここ以外、どこに行かなくてもいい感、


永遠にここでいい感、時間が消える感を自然に感じさせてくださる存在。


人間であることのとことんの探求を、すべて通って来られたのであろう


あの深い眼差しと広大な存在感。


本や動画や研究の中ではなく、今、生きて呼吸している聖者に、ナマで会いたい。


いや、柱の陰から姿を見れるだけでいい。


自分は無宗教だけど、宗教は苦手だけど、


本物なら、どこの、どんな人でもいい、とただ思いました。←無節操。


でも、生きた聖者って、どこにおられるのかな??


インドやヒマラヤに行けば、沢山おられるんだろうか。


自分には、時間もお金も休みもない。


それにそんな稀な方に会うには、自分側もきっと


ちゃんとしてたり、だいぶんの修行してないと会えないのでは??


かと言って、宗教に限らず、そもそもが団体活動が超苦手な自分、


何かに、どこかに入信するとかは絶対ムリ。それに、


本物の情報は、ネットなどには載らないものだとはよく聞く話。


ほとんど諦めかけていた頃、それでもあきらめ切れずにネットも探していると


ふと地味な記事に手が止まりました。


難民の、チベット密教の高僧が、一般の方々に、


月に一回だけ、講話会をされている・・・?という内容。


若き頃、アムネスティ本部で仕事帰りにボランティアしていて


チベット難民の方々のその苦難は、沢山うかがいました。


チベット密教については、図書館の本で読んだことは少しはあるけど、


つまりどんな??←ごめんなさい汗


その記事の高僧の方のお写真を見ると・・・


まるできれいな赤ちゃんの笑顔・・・・あ、本物だ!!


参加はどなたでも可能と書いてある。日にちを確認し、これ、行くぞ!!と、


早速、行ったことない県に、高速バスで4時間で行きました。(長かった・・)


行くまで、チベット密教の本も読みました。(アホには・・・難しかった。)


地図で何とか到着すると、ここ神社?


のちに知ったのですが、難民の僧侶の方々数人に、神社さんが修行場所を


提供されているとか。


石畳の階段があり、タルチョだっけ、色とりどりのお経?が書いてある旗が


はためいています。


というか、それまでの街中を歩いて来た時と違い、階段を上り始めた途端


上手く言えないけど、突然、まったく意識が変わり始めた感じがしました。


ほら、登山すると、ある一定の高さから、空気がヒンヤリというか、


澄むじゃないですか。


あんな感じで、急に意識がクリアーに、


なのに濃厚で、空間に滋養がある感じになってきたような。


これは・・・聖者エリアだから???そう思うと、急にドキドキしました。


階段を上り切り、見ると、小さな神社と社務所?


えんじ色?赤紫?の服で、庭を掃いておられる中年の僧の方が。


おずおずと声を掛けると、とんでもなく気持ちのよい笑顔で、


爽やかに始まるのを教えて下さいました。


ガタイがよく、笑顔とお人柄がとっても良さそうな方だなぁ。


(だいぶん後に知ったのですが、その方は服の中の方が黄色い布で、


それって前世で、生き仏だった「化身」の方の印、とか?(-_-;)


しかも実はそこにおられた数人のえんじ色の服の僧侶の方々はほとんど、


黄色い布?服?が身体側に付いておられ、


もしくは高僧のご兄弟だったもよう・・・汗)


言われた場所に、そわそわして座りました。


確かに、どなたでもどうぞとはありましたが、


自分は無宗教で、勤めているのがカトリック系の施設で、


完全な部外者。ほんとに参加してもいいのかな???


神社で御祈祷とか受ける場所の、小さい版みたいな所に、


信徒の方々か、ほんとに数人の方が座っておられました。


こんなに数人だけ??(チベットの僧侶の方も数人。)


と、日本男性が入って来られました。


大学の先生で、ありがたいことに、チベット語を通訳して下さるとか。


ここのチベットの僧侶の方々は、誰でも知ってるあの、ノーベル平和賞を受賞された、


「猊下」と呼ばれる方に任命されて、日本に来られた僧侶の方々とのこと汗。


とんでもない所に、図々しくも来てしまったのでは?汗。


と、いよいよ聖者さまが入って来られました。心臓が高鳴りました。


丸顔の、えんじ色の僧侶の服の(胴体の中の方は黄色の布の)70代?くらい?の方。


てか、物凄いデジャブ感でした!!!


(初めて禅の老師に会った時とも、何かがおんなじだ!!)


ゆっくりと入って来られたそのご様子が、


とにかく、きれい!!!透明!!!存在感が、究極丁寧で透明!!!そして畏れ多い。


本物の聖者だ!!!!おおおおおおと、圧倒されました。


皆さんがされる様に、見よう見真似で自分も、慌てて五体投地を初めてしました。


てか、これ、決まりだからでも、やらされてるのでもないんだ…


こんな存在を目前にしてしまったら、そうするしかない、素直な生き物の反応?なのかも⁇


まるで部屋じゅうに、きれいな光が炸裂しているみたい。時間は消えた。


柔和で純粋で、まるで赤ちゃんの様な笑顔。


同時に、自然界から?宇宙から??授けられたに違いない様な、


見たことない、稀な威厳があり、


私はただただ、再びポカンとして、


ひたすらそのお姿を見つめていました。


高僧さまの、とても少ない参加者を見渡す、


心底うれしそうな、ニコニコした赤ちゃんのような笑顔もおんなじ!!!


胸がいっぱいになりました。


やっと久しぶりに、生きて呼吸している聖者が見れた・・・


しかも、自分は後ろの隅に座っていたとは言え、(ほぼ2列のみ)


狭い場所だったおかげで、それでもとっても位置が近い!!!またもや!


部外者の俗人が、聖者さまと、こんなに近くていいのだろうか?と、


急に心配になりました。


自己紹介を始められました。簡素で短く、謙虚なもの。


こんな稀な方が、難民の身分とは(>_<)


お声が!!柔らかい!!小鳥???気持ち良すぎる。


チベット語がまろやかなのか?どなたでも、聖者が話すとこうなるのか?


耳に心地良すぎて、とっくに極楽。一生聴いていられる。


ふと、自分が、このままこの聖者さまを見ていると、


目がつぶれるんじゃないか??バチが当たるのでは??


と、真剣に心配になって来ました←アホ?


この状況は畏れ多過ぎる!!という焦りの感情が湧いて来ました。


と、聖者さまが、急に違う雰囲気に変わり、


とても丁寧に、心を込めて仏教のお話しを淡々と始められました。


少し話されては大学の先生が訳して下さいます。


ありがたい。下を向いて、その、初めてうかがうお話を


一字一句、集中してノートに書き取ることにしました。


(作業が出来て、どこかほっとしました。)


でも、集中してはチラッと目を上げると、すぐ至福に浸り、ぼーっとしてしまい、


我に返ると、またノートを書いて・・・と、


謎の努力を繰り返していました(笑)


今思うと、生きた聖者に会いたくて遠くまで行ったのに、その挙動って


なんなん(笑)って思いますが、あの時は本気でバチが当たると


感じていたので、仕方ないですね。


後に通訳の先生にうかがったのですが、もしチベットや


インドの難民居住地で、その高僧の名前を言って、その方と同室に


なったとか、その方のお話をナマで聴いたとか言っても


絶対に誰にも信じてもらえないだろう、嘘をつくな‼️と、だいぶ叱られるかもしれない、


とのことでした。


言うのが修行僧だとしてもおんなじで、それくらい雲の上の方、とのこと。


(なんだかデジャブ感あり)でも納得しました。




帰りの高速バスでは、とにかく放心しており、眠ったり安堵したりを


繰り返しては、自分がノートに書きとった内容を読み返したりしていました。



あの後も一年間、月一回、高速バスで行きましたが


驚くことに、どなたからも入信しろとか勧誘や圧力は一切なく、


皆さん毎月、ただただ見守って下さっていました。


その頃は、仕事の通勤中の車中から、海の沖に、


何度も虹が掛かるのを頻繁に見るようになりました。不思議ですね。


あの方は、ご高齢で、


後にインドにある難民居住地の寺院にお戻りになり、


今はこの世にはおられないそうです。




長くなりました。読んで下さった方おられましたら


ありがとうございます。


また書きますね。


とんびオレンジ

スペイン・サンチャゴ巡礼 ⑤

こんにちは。


今日はスペイン・サンチャゴ巡礼の続きを書きます。


パンプローナからプエンタレイナまで歩きました。


前の晩、偶然、ピレネー越えのピークでカールに重い荷物を担がせた(笑)


あのオーストラリアの若い女の子、マシェリに会いました。


笑顔で順調そうでした。荷物が小さくなっていたので尋ねると、


歩いてみたら、ほとんど要らない物だったから、


捨てたり国に送り返したそうです。←カール~~~~(笑)


で、朝起きて出発の準備をしてたらですね、


その日同室だったフランスの中年女性がですね、寝起きで


「今日は一日、私と一緒にバスで市外の市場に行ってね。」


と言ったんです。は?と思いました。


「えっと、靴下のために、一日中は付き合えないよ。」と言うと


急に怒り始め、「昨日、明日私の靴下買うの手伝ってくれる?って聞いたら


いいよって言ったじゃない!!嘘ついたのか!!」と言うんです。


え?巡礼路の上で、途中でそういう店があったら、っていう話かと


思っていたので、まさか巡礼を外れて


一日市外の市場で過ごすなんて思わないよ、と言うと


「私はこんなに歳で、足にマメが出来てて痛くて


助けが必要な老人なのに、お前は見捨てるのか!!


嘘つき嘘つき!!」と怒ります。昨日までは感じよかったのに、


あまりの剣幕にあっけにとられてしまいました。


と、そこに、バーン!と威勢よくドアを開けて、マシェリが入って来ました。


「なにしてるの?〇〇、行くわよ!!」


「いやちょっとこの人が、私にバスで市場に行って靴下買うのに


一日付き合えって怒ってて。足のマメが痛いんだって。」と言うと、


「は?そんなのほっときなよ、行こう!」と言います。


フランス中年女性は、もっと怒り「お前もか!老人は大切にしなさいよ!」


とキーキー言います。が、マシェリは


「馬鹿言わないでよ。あなた何ちゃいなの?立派な大人でしょ。


我々は、靴下くらいどこでだって自分で買えるはずよ。行こ、〇〇。」


と私の腕を引っ張りました。(ピレネーの時とは別人のように


めちゃくちゃ頼もしい)


キーキー叫ぶ女性を後に、我々はその宿を脱出しました。


歩き始めてすぐ、昨日の不思議なヨギ、サーシャの後ろ姿を見つけました!!


とっても足が速いです。ほんとに手ぶらで裸足でした。


私は何故か慌ててカメラを取り出し、その後ろ姿を写真に撮りました。


(今は分かるのですが、私はフランス女性ではなく、あのヨギのほうと


もっと話してみるべきでした。でも当時はそれが分からなかった。)


さっきのゴタゴタを、ちょっと気にしてる私にマシェリは


「ナンセンス。大人が一緒に靴下買えなんて、


あのおばさん頭がおかしいだけよ。そんなことも一人で出来ないんなら


巡礼になんて来るべきじゃない。あんな変な奴、忘れなさい!


いい?〇〇、私たちは過酷な巡礼路の上にいるの。


誰もが自分の巡礼を完遂できるのか、それだけでいっぱいいっぱい。


特にああいう、こっちを便利に取り込もうとする人間からは


走って逃げなきゃダメ!!しっかりしなさいよ!!」


と、いたってクール。


ほんとにピレネーで泣いてた子と同一人物???


しかも笑えることに、まだ19歳だと言うのです。25くらいかと思ってた。


西洋女性の態度のはっきりさには感銘を受けました。


それにしても素晴らしい巡礼路の景色でした。もしかしたら私が


人生で見た、一番広大な平地の景色だったかもしれません。


ちょっと高い山に登ると、とにかく遥か遠くの平地のそのまた向こうに


小さな△があって、それも山なのです。その向こうにもまだ小さな△がありました。


人生初に見た、あまりに広大な景色で、あっけにとられて見惚れていました。


ある所では広大な景色の中を一本道が続き、


顔見知りだったトロンボーンを抱えたイタリアの巡礼者が、


どんどん小さくなって行く様子は、まるで絵本の物語りのようでした。


私が知っていた巡礼路の風景は、過酷なピレネー、緑溢れる小道、市街地、


などだったので、初めての広大な景色に圧倒されました。


ポピー咲く小山では、他の少し太ったイタリア人のおじさんにも会いました。


広大な絶景なので、感動してオペラを歌って歩いていました(笑)


影絵のような数人の巡礼の姿が、風の吹く小山のてっぺんに


モニュメントか現代彫刻のように設置されていました。


風が、びゅんびゅん吹いていましたが、そこで記念にマシェリの写真を撮りました。


その後、足の速い前倒しのマシェリに会ったのは、確かあとたった1回だったので、


この写真は思い出深いものになりました。


巡礼は皆が基本、ほとんどの人が自分のペースで歩きます。


その方が身体がラクなのです。たとえ誰かとしばらく一緒に歩いても


人に合わせると歩きがしんどくなって、どこかでお互い離れます。


それぞれの歩調とペースは、その人の運命のようなもので、


皆それによる別れを理解します。


巡礼宿も同じとは限らず、夜中にも歩く人もいるし、


行ける限り遠くの巡礼宿に泊まろうとする人もいます。


なので、どこでまた会えるのかは未知数。


道すがら、ピレネーで助けてもらったカールとアンにも会ったのですが、


広大な風景の中で、思わず三人で肩を抱いて別れの涙もしました。


(彼らと私はペースと歩調が全く違うので。)


プエンテ・ラ・レイナには110mに渡る11世紀の橋があったようです。


王妃の橋と言われているもよう。


(古い橋を渡った気がするが、基本観光に興味ないため、どこだったか分からず)


テンプル騎士団に関係あったらしく、もっとちゃんと意識してればよかった・・・。


その日は24キロ歩いたようで、最後の方は結構普通の道路沿いの市街地でした。


さっき会ったオペラ歌ってたイタリア人アントニオが宿にいました。


どういう訳か、その彼がうれしそうに走って来て、


「〇〇、日本人が、日本人がいたよ!!」


と、私に言うのです。巡礼路で日本人を見たことがなかったので


興味は引かれましたが、それよりもなんでこの会ったばかりの


イタリアのおじさんが、こんな息を切らして私にそれを走って教えに来るのか、


そっちの方にびっくりしたので尋ねましたら


「ほんとに遠い東の国から来て、貴女はさぞかし寂しいだろうと思って。」


とのことでした(笑)←いや全然


あんまりうれしそうだったので仕方なく?、その日本人とやらを探して


言われた所に行ってみると、


日に焼けた背の高い若い男性がいました。向こうも初めて日本人見たと言います。


聞くと、青果市場バイトのお兄さんで、ツールドフランス観に毎年来てて、


そのまんま帰るのも飛行機代がもったいないので、人に聞いたカミーノを


俺もいっちょう歩いてみるかと思って来たそうです。


いやあ、そんな人も巡礼路にいるんですね~、驚きました。


無宗教で、巡礼のつもりでは全然ない、文化探索、とのこと。


見ると、物凄い荷物です。なんと基本キャンプの自炊だとか。


逞しい~~。


その日はそれで終わりました。色んなことがありましたが、


あの広大な景色を生まれて初めて見れたことが、


島国育ちの自分には、かなり印象に残りました。


特に不思議な出来事はありませんでしたが、あの広大さがご褒美だったかな。


以上、カミーノの話でした。


読んで下さった方おられましたら、ありがとうございます。

また書きますね。


とんびオレンジ

小さな生き物が、大事な友だちな人たち

こんにちは。

 

やや暑さがやわらぎました。皆さんの所ではいかがでしょう。

 

今日は、こないだふと思い出した、あの人どうしてるかな~という

 

ちょっと印象に残った人のことを書いてみたいと思います。

 

その前に、

 

2年ほど前、放課後児童ディで、ちょっと言動が荒れているというか

 

粗めの女児に出会いました。

 

大都会の施設では見慣れていましたが、こんな

 

ド田舎では珍しいな~と思いました。

 

案の上、困難な状況で都会から田舎に来た、状況が

 

胸痛むお子さんで、ご本人は

 

何かと都会を持ち出し、ここは田舎過ぎて職員も子ども達も

 

退屈でつまらない奴ばっかり!!という感じで

 

なかなか溶け込めなさそうでした。

 

ある日、私が送迎している車で2人きりになった時、ふと

 

「ほんとうは、何が好きなの?」と、運転しつつ

 

何気なく尋ねていました。

 

すると、後ろの席で、無邪気な声で即

 

「カナヘビ!!」と女児は答えました。

 

意外すぎてびっくりしていると、

 

「カナヘビの赤ちゃん、田んぼで捕まえて飼ってるの。

 

わたし、大事にお世話してるよ!!可愛いよ!!一番好き!!

 

毎日、えさを田んぼに網で取りに行ってるの。とっても大変!!」

 

と弾んだ声。

 

カナヘビ。あの無防備そうな表情の、トカゲの色つやない版みたいな

 

小さな生き物。

 

うれしそうだったので、しばらくその小さな友だちの話を沢山聞きました。

 

心に残りました。

 

その後、異動などがあり、私はその子と10カ月ほど離れているのですが、

 

先日、その女児たちが遊びに来ました。もうすっかり粗めの言動は

 

落ち着いているとのこと。

 

元気よく遊びつつも、こちらを遠目にチラチラ見ていましたので

 

元気かな?等と話し掛けると「うん」とのこと。そして帰り際に

 

「カナヘビ、今も生きてるよ。」と小さい声で私に言ってから

 

帰って行きました。あれから10カ月以上経っているのに、と、

 

感慨深かったです。

 

カナヘビが気になったところで、もう一人、思い出しました。

 

地元に大学の市民公開・英会話教室、みたいなのがあって、コロナ前まで

 

友だちと、休みの日に時々行きました。

 

植物や動物に関する面白そうな本もいくつか置いてありました。

 

ある日、なんだか周りの英会話をしに来た市民や

 

学生とは、ちょっと違った面白そうな雰囲気の青年がいました。

 

ちょっとまだ子どもっぽい様な、でもしっかりもしている様な・・・

 

イメージ的には、さかなクンみたいな空気感で、あまり見ない雰囲気。

 

その彼が、大学の駅チカ自習室でもあるらしいその部屋の片隅で、

 

テーブルで一人勉強してるはずなのに、市民の英会話のラリーの中に

 

話題によっては時々口を挟んで来るのです(笑)我慢できない感じで

 

口を挟んでくるのですが、ちょっと青年時代特有の、クールに振る舞う感じもあり、

 

その様子が面白くて毎回眺めていました。

 

ある日、市民の人たちが英会話している横のテーブルで、彼が何やら

 

退屈そうな表情で何か手遊びをしていました。

 

私の目には彼がささやかに皆さんの気を引いてるというか

 

誰かに声を掛けてほしそうだったので(笑)話し掛けてあげようと

 

近寄った途端、テーブルの上の物に目が釘付けになりました。

 

彼が触っているのは、細長い「草」で、

 

テーブルの上にあったのは、素敵な「かたつむり」。

 

「えっ??なにこれ。作ったの???」

 

びっくりして尋ねると、「これ?ああ、こんなの簡単だよ」

 

と言って、実はうれしそうに

 

ささっと、もう一つ作ってみせました。絶句。すごい。美しい。

 

その手が魔法のようで、途端にこっちが子ども心に戻ってました(笑)

 

「こんなんも出来るよ」

 

彼は草で、亀の様なものを作ったり、鳥の様なものを作ったり、

 

花かご、へびやバッタ、トンボも作って見せました!!!

 

ただの細長い草で。なんなの!?この子、素敵すぎる(笑)

 

周りに数人が集まって来て、皆さんも驚いて言いました。

 

「すごい~~~。美しい~~なんでこんなことが出来るの?」

 

「なんで?こんなこと、誰でも出来るよ。」急にカッコつけて彼は言いました。

 

いや出来んって。「どこで習ったの?」

 

「小学校で。」「小学校!?ほんとに??こんなこと、教えてくれるっけ??」

 

「ああ、僕行ったの、シュタイナーの学校だから。」

 

「シュタイナーの学校・・・?」

 

確か、感性を大切にする教育メソッドとかそんな感じだったっけ??

 

「どうやって作るの??教えて!」と、

 

皆さんと草で作るかたつむりを教えてもらいました。

 

以来、時々彼と話しました。遥か北の方から来ている学生のよう。

 

彼が英会話で夢中で話すのは、なんと「ヘビ」のことでした。

 

嫌悪感を示す人、「怖い~」と言う人、結構いましたが、

 

彼はとんでもなくムキになって、

 

「皆さん、ほんとに生きたヘビの顔をちゃんと見たことがありますか?

 

よく見て下さい、ほんとに素直で優しくて、可愛い顔をしているし、

 

ヘビに罪はありません。

 

彼らは、ほんとに無害な表情してます。性格もほとんどが優しいです。

 

ちゃんと見て下さい」と英語で話していました。

 

生物の学科にいるとかで、アパートは爬虫類・両生類の生き物だらけとか。

 

ヘビ版さかなクンかな。

 

ある時、駅前を歩いていると、バッタリ会ったので

 

声を掛けると、彼が夏休みの話をしました。こないだ

 

遠い故郷に帰省して来たと。

 

沢山の生き物たちはどうしたのか尋ねると、地元の友だちに

 

預かってもらったけど、どうしても行先のない子は連れて帰った、と。

 

ふ~ん、JRとか飛行機とかで?と聞くと怒ったような声で

 

「そんな金あるか!!高速バスに決まってる!!」と早口(笑)

 

あんな遠くに高速バスで帰るんだ・・・さすが学生はタフだのぉ。

 

ん?高速バスに生き物乗せていいんだっけ??と

 

思いましたが、もう過去なのでどうやってバスに乗ったのか?と

 

聞くと、「ポケットに入れたり、小箱に入れたり汗・・(むにゃむにゃ)」

 

・・・・。よく帰れたね。皆、無事だったのかな?

 

無事だった、僕が連れて帰るんだから、当たり前!!

 

丈夫な奴ばかりだったし、と。(笑)

 

服に細工をして逃げないように(バレないように?)

 

していたとかも。マジか、何なのその情熱?

 

その頃の皆さんとの英会話中に、気になったので、一体どうして

 

そんなに、貴方は特にヘビが好きになったのか?

 

彼にふと尋ねてみました。

 

すると彼はちょっと黙っていましたが、英語だったせいか、

 

ぽつぽつと話し始めました。

 

彼は後にシュタイナーの小学校に行ったが、

 

最初は普通の小学校だった。でも友達が全然出来なくて、

 

何ならいつもいじめられていた。そんな時に

 

グランドの隅の生垣付近に、

 

きれいで優しいヘビがいつもいるのを見つけて、

 

そのヘビだけが自分の友だちになってくれた。

 

いじめられても、いつもそこへ行ってヘビと遊ぶと、心が安らいだ。

 

ある時、いつもの様にヘビの所へ行ってみると、

 

自分をいじめる男の子たちがあのヘビに、大きな石をぶつけたり、

 

振り回したりしているのが見えた。とっさに隠れてしまった。

 

助けに行かなきゃ!でも怖い!と思うと、

 

足が震えて、まったく出て行けなかった。

 

男の子たちが去ったあと、急いで駆け寄ると、

 

友だちのヘビは、ぐちゃぐちゃに潰されて死んでいた。

 

ショックで気が狂いそうになり、ヘビを抱いて、

 

辺りが真っ暗になるまで立ち上がれなかった。

 

自分の卑怯さに打ちのめされた。

 

あの日僕は、自分の残りの人生は、

 

全部ヘビに捧げると決めた。

 

償いに、一生ヘビの味方として生きて行くと決めた。

 

両親が、その後シュタイナー学校に転校させてくれた。

 

英会話の皆さん、思わぬお話しに、全員し~んとしていました。

 

 

その後、コロナで市民英会話教室も完全閉鎖、

 

もう彼とは会っていませんが最後に会ったのは、

 

ある日、地元から遠く離れてフラワーエッセンスの勉強会に

 

都会に友だちと高速バスで行った帰り、同じバスに偶然にも

 

彼が乗って来た、でした。

 

「お~~い、何の偶然?何してるの、こんなところで。」

 

と喜んで声を掛けると、彼は私の後ろの席でした(笑)

 

彼は「よくぞ聞いてくれました!」と急にエンジンが入り

 

熱く話し始めました。

 

何でも交流会的な場でだっけ、ヘビ好きの人を見つけ、情報交換をしたら

 

意気投合し、そんなに好きなら自分の大学にも遊びに来なよと

 

呼んでくれた。聞いてみるとその人は京都大学の人だった。

 

研究室に入れてくれ、自分の研究を見せてくれた。

 

そこにいる人たちの面白い話もいっぱい聞けた、と。

 

「僕、正直今までずっと

 

自分ほどヘビに夢中な人間はいないと思ってたけど、

 

世の中には、僕より遥かに

 

とんでもないレベルでヘビが好きな人たちがいるって

 

初めて知ったよ~。衝撃だった。あんなの狂ってる、狂ってるって!

 

(とってもうれしそう)

 

上には上がいるんだなぁ~。世界はほんとに広いんだね。

 

今日は滅茶苦茶、楽しかった!!あんなに楽しかったことはないよ」

 

と、興奮していました。その表情は、ぱああああっと輝いていました。

 

あれが最後でよかったな~~。

 

 

以上、記憶に残る、

 

小さな生き物が大事な友だちな人、の話でした。

 

読んで下さった方、おられましたらありがとうございます。

 

また書きますね。

 

とんびオレンジ

インド・聖者のアシュラムで ④

こんにちは。今日は台風で仕事が休みになりました。

 

皆さんの所は大丈夫でしょうか。

 

せっかくなので、今日も何か書いてみようと思います。

 

自分の記事に、いくつか、「続く・・・」みたいに終らせているのに

 

ちっともその続きを書く気配がない、また書きますねサギ、

 

の様になってるのがあることは薄々気付いていました。←いいのか

 

どれかの続きをこういう時にこそ書こうと思います!!

 

今日はインドのアシュラムでの続き話を書きます。



同室のPちゃんに、倒れた時に助けてもらって仲良くなったという

 

眉毛が濃くて、目がくりっとしたスマートな青年Nを紹介されました。

 

周りには例の東大・京大組の人たちがおり、

 

彼も、京大の哲学を休校してここに来た、とか。またかいな。

 

ほえ~、なんでここにはそういう人たちが集まるのかな!?不思議~。

 

しかし、火の柱が立つ男、と彼Nの会話は、横で聞いていると

 

全くのちんぷんかんぷんで、彼らが頭良すぎるからなのか

 

実は宇宙人だからか?(笑)一体何を喋っているのか、私には

 

全く分かりませんでした。←知能指数が違い過ぎると話が分からないというあれ?

 

後年、彼は頭がいい以上に「見えない世界」に長けた一人だったことも

 

分かるのですが、その時は「Pちゃんの好きなタイプはこんな感じ」と

 

思っただけでした(笑)

 

 

ある日、アシュラムには世界各国から

 

色んなスキルを持った人達が来ていて、アシュラム内でそれらを

 

提供していることを教わりました。

 

心理系、音楽系、美術系、セラピー系、マッサージ系、ビジネス系、

 

占星術系、ヒーリング系、ダンス系、ヨガ系、武術・アスリート系・・・

 

どれも基本は瞑想の質をベースにしたクラス、って感じでした。

 

だからバイキングの食事をしている傍らに、絵を描いてる人たちがいたり

 

民族的な楽器が教えられ奏でられてたりしたのか・・・おもろ。

 

貼り出してあるクラスのスケジュールを見ました。

 

英語が未熟なので分からないなりにも、どれも面白そうでした。

 

料金は大体数千円で、アシュラム事務所に払う形でした。

 

ふと、「木」をテーマにしたクラスを見つけたので、

 

それを受けてみることにしました。

 

そこには、感じのよい欧米の中年女性がおり、木についての

 

レクチャーをまずは室内で色んな国の人たちと数人で受けました。

 

いわく、木は、一般的に思われているような

 

何も感じていない、何をされても痛くないような存在ではなく、

 

ちゃんと色々と感じたり、切られたら痛いし悲しむし、

 

周りの木々や花々に常に情報やエネルギーを伝えている、と言った話しで、

 

今日はそれを実感してもらう、とのことでした。

 

私は祖父が一生、果樹園主だったので、子供の頃から木は身近すぎて

 

何も考えたことはありませんでしたが、その考えには興味を持ちました。

 

しかし、実感してもらうとは???どういうこと???

 

まず皆さんは、自分のハートを意識したことはあるか?と言われました。

 

ハート?ハートって心臓のこと???

 

とりあえず言われるがままに心臓に手を当てて、意識してみました。

 

手が温かいとかそんな感じ?

 

今どんな気持ちがするか?と聞かれ、

 

う~んうれしいような、切ないような?

 

はしゃいだ気持ちもある?

 

ハートはどんな味がするか?とも言われました。

 

味???ハートに味があるの???味わってみてと言われ、

 

う~ん、甘い感じ?ちょっとしょっぱい??

 

「では、自分のハートをちょっとだけ、目の前の空間に開いてみましょうか」

 

と言われました。開く?どうやって??

 

イメージだけでもいいですから、一度やってみましょうかと女性。

 

ドアの様に開く・・・やってみたら出来た(気がする・・・)

 

「出来た人は、では次にさっきより、もっともっと目の前の空間に

 

ハートを開いてみましょうか」と。(出来た気がする・・気のせい??)

 

参加者の中から当然、徐々に、

 

「難しい」「俺は何も感じられない」という声も聞こえていました。

 

すると、女性はユーモラスに、

 

「では今度は違うやり方です、あなたのそのハートが

 

ほんとは「耳」なんだと思って下さい。

 

は??

 

「大きな耳です、イメージでいいです」と。

 

ハートが耳???突飛な提案に戸惑いつつも、

 

好奇心が勝ち、言われた通りに素直にやってみました。

 

「その耳で、今聴こえて来る音を聴いてみてください、

 

ほんとの耳でではないですよ、

 

そのハートのでっかい耳で、です!!」と。

 

やってみると、外の人々のがやがや言っている音、小鳥の鳴き声などが

 

聴こえましたが、その女性の言う通り

 

「それは、いつも耳で聴いている音ですか?」

 

でした。確かに。音を聴いているというより、

 

人々のガヤガヤや、小鳥の声をゆったりと全体的に「感じて」いる気がする・・・。

 

「そしたら次に、今度は

 

ほんとはあなたの「全身が」でっかい耳なんだよ、とやってみて。

 

周りの音をあなたの身体全部で聴いてみて下さいな」と。

 

もうこうなったら、どうせなので、

 

でっかいでっかい耳に自分の全身でなったつもりになりました(笑)

 

音は聴こえるのですが、なんだろう、急に自分が聴こえる音というか世界を

 

大らかに抱きしめているような、心底ゆったりした気持ちになりました。

 

参加者全員が上手く出来るまで、女性は辛抱強く付き合っていました。

 

正直に言うと、そこまでして全員が揃ってそれを出来るようにする理由が

 

まったく分かりませんでした。

 

が、彼女は諦めませんでした。

 

やっと皆が出来るようになって、各々が納得できたところで

 

「これは事前練習でした。

 

さあ、本番よ!!今こそ、外に出ましょう!!♡」

 

と、ほんとにうれしそうに言われました。

 

ガーデンを抜け、ちょっと広い所へ皆で移動。

 

風が心地よく、しばらく晴天の下、全員で瞑想タイムがあり、

 

それから「では、自分のお気に入りの木を見つけて、

 

その前に座って下さい」と言われました。

 

辺りを見回して、好きだなと思った木の前に座りました。

 

まずはその木に自己紹介して、しばらくその木の前で瞑想して下さいとのこと。

 

「はじめまして。私は日本から来ました。

 

ここはインドなのよね。信じられない気持ち。

 

あなたはここに長くいるの?

 

色々と、面白いことを見て来たんでしょうね?

 

聖者さんとはお会いした?」

 

など、アホな話し掛けをしてから瞑想しました(笑)

 

きっとこれから、この木を感じろとかそういうことをするのかな~?と頭が

 

先に考えていました。(私の考えられる範囲はその程度)

 

すると、女性が「では、先ほど皆で練習しましたね、

 

それを今もう一度やります。

 

まずハートをさっきの大きな耳にして、木の音をその耳を澄ませて

 

ただただ聴きます。」

 

え?ええ?木の音???他の人たちに迷惑を掛けたら嫌なので

 

慌ててやりました。←日本人(笑)

 

ハートの大きな耳がこの木の音を聴く・・・

 

うん?何だろう??音というより、さっきから何か徐々に

 

木から、じんわり明らかに温かい感じがしてるんだけど??

 

離れてるのに?私の気のせい??

 

「今度はさっきやった様に、イメージでもいいから全身の方を

 

大きな耳に変えて行って、そのでっかい耳で

 

目の前の木を聴いてみてください」と女性は言いました。

 

ここまで来たら、乗りかかった船、

 

えいっ、と全身で大きな耳になってみました(笑)

 

自分自身が急に、聴こえる?すべての音を全部、ゆったりと

 

受け取ることができる「器」になったみたいに感じました。

 

全ての音が外からなんだか、自分が全ての音なんだかこれが木の音なんだか

 

もう分かんない感じ・・・

 

しかもやっぱりどんどん温かいものが

 

こっちに流れて来てるよ??体感で、はっきりしてる。

 

これ気のせいじゃないぞ??

 

と、

 

「今よ!!

 

あなたのハートを一気に全開で、

 

その木に向かって、全部、ぜ~~~~~んぶを、思い切って

 

開いてみて!!」

 

間髪入れず、女性の断固とした力強い声が響き渡りました。

 

ここでハートを全部開く、だって???

 

予想外の段取りで、慌てて言われた通りええいとハートを開いてみた途端、

 

突然、

 

どおおおおおおおおおおおおおお!!!!

 

っと、予想もしなかった、見ないけれど巨大な流れが、

 

一気に自分に向かって押し寄せて来ました!!!!

 

 

・・・・・!!!!

 

あまりのことに、思わず本気で、後ろに手を着いていました。

 

間違いなく、それは目の前の木から私に向かって

 

流れ出て来たものでした!!!

 

見えないけれど、確かに感じられ、ただただ圧倒されていました。

 

「これ・・・この木から・・・私に・・ほんとうに

 

まっすぐ、流れて来てる・・・・どんどん、どんどん。」

 

全く予想していなかった

 

その巨大な流れと、圧倒的な温かさと、大らかな優しいエネルギーに、

 

衝撃を受け、気が付くと涙がポロポロ落ちていました。

 

見ると、他の木に向き合ってる人たちも、同じ体験をしているのか、

 

皆あっけにとられて泣いてたり、木に抱きついたりしていました。

 

女性は、そんな私たちに向かって、

 

「びっくりしましたか?皆さん。

 

こんなことは恐らく生まれて初めてだったでしょう。

 

そしてね、皆さんは知らなかったでしょうが、

 

実は世界中の木は、これくらいはいつも

 

私たちに、素晴らしいエネルギーを大量に

 

いつだって与えてくれているんです。いつだって。

 

忘れないで。いつだって、です。

 

それを受け取って感じてくれる、広く開かれたハートが少ないから

 

滅多にあまり語られていないだけなのね。」

 

そんな・・・

 

「今日は貴重な体験をしてもらいましたね。

 

これは、あなたが自分の国に帰っても、

 

世界中どこでだって木と一緒に体験できる、

 

ほんとに当たり前のことなんですよ。

 

木の側には、世界に与える準備はあるの。いつだって。

 

ただただ、それを受け取るこちらのハートの開き方次第なのね。

 

私達より、動物や鳥たちの方が遥かに上手ね!!

 

どうか今日の日の、このことを、忘れないで。」

 

その女性は静かに言いました。涙が出ました。

 

以上、インドのアシュラムでの、貴重な体験でした。

 

 

長くなりました。

 

読んで下さった方、おられましたら、

 

ありがとうございます。

 

また書きますね。

 

とんびオレンジ

久しぶりに書きます(ポータル)

こんにちは。台風ゆっくり進んでいますね。皆さんの所は大丈夫でしょうか。


今日は久しぶりにブログを開きました。暑すぎる夏、熱中症で点滴、


からの~初コロナ感染!!からの~~お盆~と続き、すっかり


ブログ世界から離れ、元々の怠け者に戻っていました汗。


もはや今、自分が前に何を書いていたのかも思い出せないくらいなのですが汗


ぼちぼち読み返しながら、また何か書いてみたいと思います。


自分は今、放課後等児童ディサービス(主に知的障がい等のお子さん達対象)のパートと


在宅の訪問介護のパートのWワークをしています。先日いきなりお子さんに


「逆立ち」と「大車輪」の挑戦状を叩きつけられ絶句しました。


人選おかしいし、自分にそんなこと言われたの初めてで、悪戦苦闘したのですが、


その女の子が「そんなの逆立ちじゃない!!」「いやいや、そもそも何で私?ほんとにムリだから汗」


「逆立ちなんて、皆が出来るよ!!」「いや、私子どもじゃないんで。」


「子どもに出来ることが、なんで大人に出来ないの???」「大人になるほど出来ないの」


「仕方ないな~ハンデ付けてやっから、も一回やってみな!」「その言い方は」


等、言葉のドッジボールも続く中、その横をスイスイと鮮やかで美しい逆立ちと


大車輪を繰り出した、シニアの女性上司には絶句しました。(忍者か何か!?)


私は今も背中の筋肉が痛いです。←なんの話


そんな中、友だちが藤井風さんのライブ5回目に行ったとかで、アリーナ席だった、


素晴らしかったと興奮したラインをくれました。


教えてもらったライブのYouTubeを聴いていて


藤井さんの不思議な世界観にちょっと背中と気分が良くなり、


久しぶりに「見えない世界」の話を書こうと思い立った次第です。←安易



ところで、皆さんはポータルってご存じですか?


もしくはうちにもあるみたい・・・汗、って方おられますか?


私は全く知らなかったのですが、以前ある日本人ヨギの方が、


自分の部屋にはポータル(霊道)があると書いておられて


なんじゃそりゃ??と思ったのですが、そこを色んな存在が出入りするので


聖者の写真を貼っている、とか確か書いてあったと思います。


私は何も見えない上に、幽霊とかも見たことはなく、もしも見ても


ヘミラーの方々の感覚と同じで、レトリーバルの対象者と捉えるだけだろうなぁと


思うので気にはしませんでしたが、印象には残りました。一体そこをどんな存在が


出入りするんだろう???それがあると、何が違うんだろう???ところで


ちょうど昨夜の夜中、黄金虫がブンブン飛び回って目を覚ましました。


と、見るといつもは狩り体勢に入るはずの三毛猫の福ちゃんが


黄金虫そっちのけで、部屋の片隅を熱心に凝視しています。


視線を見ていると、宙を見上げ、何かを追いかけたり元に戻ったりさせています。


寝ぼけた頭で、もしやそこ


ポータル?とも思いましたが、だとしても私には何も見えないので仕方ありません。


とりあえず黄金虫をつかんで窓から外に出しました。


そう言えば同じ位置だったと思い出したのですが、スペイン・サンチャゴ巡礼から帰った頃、


昼間に知らずこの部屋で寝てしまったらしく


夢?うつつで、私の頭の斜め上の方をガヤガヤと


色んな人々が歩いているのを感じました。声も聴こえて喋ったり、笑ったり、


ぼんやり見ると中世の巡礼の恰好をした人たち、現代のバックパック姿の巡礼、


の男女でした。私の頭の斜め上の方が、まさにあの巡礼路の雰囲気でした。


がばっと起きると、昼間で、しかも自分がいつも寝ている位置とは全く違って、


本棚側を頭にしていました。なんであんな場所で寝てたのか・・・


ま、ただの夢とは思いますが・・・。


それにしても、ここの位置はもしやポータルってもの?


そうは言っても


もしここがあの晴れやかな巡礼路に繋がっているのだとしたら、


悪い物とはとても思えず、封印、という気持ちにはなっていません・・・


(どうするのが正しいのかな??)


以上、ポータルの話でした。(こんな内容でいいのだろうか)



読んで下さった方おられましたら、ありがとうございます。

また書きますね。


とんびオレンジ

そういうのは見えない(オーラ)

こんにちは。


このブログのテーマの様な「見えない世界と親しむ」話の時には、


よく出てくる話題として


「オーラ」


というものがあります。


何故か人によく聞かれますが、私は全然~~~~見えません。


毎年なぜか夏になると私なぞを海水浴に誘う、


プロのクラシック演奏家の女性がおられるのですが、


その方は、必ず別れる最後に、自分のオーラの様子や将来を尋ねてきます。


その度に「・・・あの~、


何度も言ってますが、私は何も見えないですよ?」と言います。


正直、よっぽど芸術家の方の方が感性的に、


なんなら何だってご自分で見れるんじゃん?と


思っていますが、誰もそれはされない。そこ面白いですね。


今日は、「そういうのは見えない」私の感じたことや、


ただ人間の力が大事なんじゃん?って当たり前の話しなどを


書いてみたいです。


「見える」とはっきり言う人には、私は2人しか会ったことがありませんが、


体感としては、「見える人は言わない」


が現実的には圧倒的に多いのでは?って気もしています。


「知っている人は語らない」「見える人は言わない」が、


よくある現場の実質なのでは?と、感じます。


言わない理由は、見える人の数だけあるとは思いますが、


エゴ動機ではなく、良心的なものに限って予想してみると例えば、


世界の構造・構成を知ると、言わない、言えない、とか


今はまだ言わない方がよいのが、目の前の人に限って言うと


分かるから言わない、とか?


私が出会った、はっきり「見える」と言っている人の一人は


見ててうっかり口を滑らせて、しまった!という表情をした系(笑)でしたし、


一人はいつも行っていたヒーラーさんで、これはまあ職業上の必須でもあるので


そりゃそうかでした。


面白いのは、自分程度の人間の場合、


うっかり肉眼でそういうものらを見えそうになりかけた時、


即座に「これはまずい」と感覚をシャットアウトしたのを覚えています。


こんなこと、出来るようになったらまずい。社会で生きていけない。


とか、そんな感情でした。


ちょろっと見えたのに、もうそれ以上は踏み込まないことに


即座に決めた気が。そして、そう決めたら、どこかモヤりながらも


ちょっと安心しましたが、これってなんなんですかね。


古代の人たちの社会はもっと直感的で、


普通に人間や生物のオーラなどは見えていたとか、


動物は皆今も見えているとかも時々聞きますが、


霊能者とかヒーラーとか現代で「職業」として


そういうことを明らかにしている方々以外は、普通の人が


あまり「私、オーラが見えるの~~」など言う人は、私の周りでは


その種のことを学んでいる人たちからさえも、特に聞いたことがありません。


(日本人の美徳?謙虚とか~~?)


何故か考えてみるに、大雑把な自分が「あ、これか!」と思った理由の一つは、


ある先生の一言でした。


「あ、【魔女狩り】辺りが、まだ乗り越えられていない人は・・・」


それな!!と思いました(笑)


早速、図書館から魔女狩り辺りの本を借りてきて、読みましたが(笑)


なんか読めば読むほど、うげ~って感じで、即読むのは中止して美味しいおやつ食べました。


そう言えば、昔ドイツに行った時、カミーノ友だちが


ロマンチック街道のローテンブルグの観光地に


連れて行ってくれたのですが、「おとぎの国」のお城の敷地内


っていうのに、いきなりなんか中世の「拷問道具・博物館」みたいなのに(笑)


入ってしまって、ぎょっとしたことがあります。


特に「魔女狩り裁判」の時の道具展示が凄まじく、


ちょっと暗黒過ぎて呆れて来たというか


なんぼお城感、中世感出したいにしても、これらを現物展示する感覚はどうなん・・・と


感じたのを覚えています(笑)それが何階分もあって、びっくりしました。


なんで巡礼友だちとあんな所に入ったのか、時々考えたりしました。


もしや自分もそんな目に遭ってたのか、それとも人を遭わせていたのか?など。


あと、聖地ルルドに行ったこともあって、帰国後


西洋の聖者歴伝系の本を読んだ時、ほんとに驚いたのは、


歴代の、まぎれもない聖者とか聖女と思われる人達が、


ほぼ修道院などの上司や同僚によって告発され、魔女狩り裁判に出されたり


牢獄に入れられてて、なんじゃそりゃと思いました。裁判記録に、


裁判中にもその聖者らは、身体がどんどん宙に浮いて来てしまうため、


皆で押さえつけたり、ロープで椅子に縛り付けて答えていたが、


しまいにはその椅子ごと上に浮いてしまって裁判が中止、とか書いてありました(笑)


私は別にインドびいきではありませんが、少なくともそれがインドだったら


最低でも、聖者らしき人をそのままほっとくだけなのでは?


と言うか、そこまでの聖者を


裁判なぞに掛ける発想にはならないのでは?って気も。(笑)


そう言えば、インドへ行った友達が言っていましたが、


聖者のアシュラム付近には「神を見て一時的におかしくなった人が入る病院」


てのがあって、そこで丁寧に優しく扱われ、落ち着いたら退院、みたいなとこが


あったそうです(笑)すごいおうようと言うか、大らかですね。


って、何の話だ。そうだ、オーラ。


という感じで、私はオーラは2回しか見えたことがありません。


1回は、前にも書いた、体外離脱後の朝の、自分のオーラ。


2回目、ちょっと面白かったので書きます。


私は、知的障害者入所更生施設の方では12年間働きました。


その時に、大好きだったHさんという女性利用者さんがおられたのですが、


突然、うっかりその方のオーラが見えたのです。


背が小さな方でしたが


今でもミスタービーンを観ると、Hさんの茶目っ気ある表情や、


愉快ないたずらの数々を思い出します。


言葉も喋られないのに、全身で皆を笑わせて


それがすべると本気で指を噛んで悔しがっておられました(笑)


あと、色んな状況を、どう考えても全て分かっておられる。


職員と同じところでHさんも吹き出したり。


施設内が平和で退屈すると、


Hさんは大事な漫画「りぼん」を電子レンジにかけて


ホットにしてから読んでたり(職員は事故報告書・提出(笑))


寒い季節には大事なぬいぐるみもレンチンしてあげてたり


(職員は事故報告書・提出(笑))


たとえば「どうしたらいいんだろう・・」など呟くと、


いつのまにか隣にいて頷き


「PPPPPP」という音のアドバイスをくれたり(笑)


ある日の午後、窓辺でHさんと一緒に外を眺め、再度Hさんを見ると、


その身体周辺に、美しい銀色の水銀の様な光が


止まらず、うねってひらめいて、ずっと流れ続けているのが見えました(笑)


油断していましたが、どうやらこりゃオーラみたいでした。


ふんわりではなく、ほんとに動的に流れ続ける美しい銀色で、


その流れに、ところどころ7色の虹色がひらめきながら入る、そんな感じでした。


それを見て、かねがね感じていた、「ああ、この方は一回の人生で


3回分の学びをしたいくらいの凄い意欲で人生に


入って来られたような、とても勇敢な魂なのではないかな??」


という、かねてからの自分の直感を再確認しました。


その後も、Hさんの身体の周りにスパークルの様に弾ける光が


見えたり、銀色の流れがちょろっと見えたりはありましたが、


法則はまったく分かりませんでした。


が、どこかで自分が彼女を


物凄く信頼してたのではないか?という感じはしていました。



あっ、そうだ、ところで今は「オーラ」って普通の意味でよく使いますよね。


以前、地元大学の地域英会話教室に参加して


ある日、そこに入った途端、普通の意味での物凄いオーラの女性を


目にしました。30代前半くらいの方。大らかに、にこやかに笑い


柔らかい雰囲気なのに、なんか百戦錬磨のような、器がデカイ印象、と、


何なのちょっと骨太な精神性感と、ユーモアも感じました。


ただ聞き役で受け答えされてただけなのに


もう部屋に入っただけで彼女に相当圧倒されてしまい、好奇心を感じて


近くに座りました。ここらであまり見かけたことのないスケール感。


どういう方なのか??と思いました。


分かったことには、


彼女は30代で、


2年間、中近東の難民キャンプで働いて来た女性でした。


なーーーーーーーーるほどーーーーーーーなーーー!!!


なんか深く納得しました。難民キャンプで2年間働いた!!


そりゃさぞかし、想像以上に人間力、練られただろうなぁ!!!納得!!


いやほんと、こんなでっかい感じの上司の元で働いてみたかった!!(>_<)


子育てが終わったら、再度難民キャンプ現場に復帰すべく


虎視眈々と言葉の勉強や身体のトレーニング・教養を日々身に付けているとか。


かっこいい~~~~~~。


てか、いや、こんな人を一目で見分けられた自分に、


「オーラは見えないけど、あたしゃこれで充分じゃない?」とつくづく思いましたよ?


以上、オーラについての感想でした。




読んで下さった方おられましたら、ありがとうございました。


また書きますね。


とんびオレンジ

突然、火の柱が立つ男

こんにちは。暑い、暑すぎますね。あんまり暑いので、


今日は、記憶に残っている、「突然、火の柱が立つ男」について


書こうと思います。どこでって、そりゃもちろんインドですー


そういう、想定外の方向から球が飛んでくるとか


突き抜け過ぎなことがさり気なく起こるって大概


インドでじゃないかって気もしています(笑)←偏見?


それともそれは、アシュラムという聖者のエリアだったからなのか


そこはまったく定かではありません。


そんなの全く信じられないよ、という方はスルーされるか、


いつも通り、こいつの変わったファンタジーの一つとしてでもお読み下さいね。




インドの聖者のアシュラムには、世界各国の老若男女がいて、


どこを見ても皆が瞑想してたのですが、次第に結構


日本人も少しですが、いることに気付きました。


まずヒッピー系の人たち。


いや、当時の私は生まれて初めてそういう人たちにナマで会ったので、


結構びびってました。なんというか、自由で、いつも楽しそうで


感性が全て。ラフ&ラブでとにかく男女共に、笑顔がチャーミング。


しょっちゅう瞑想やハグや感動してる(笑)


あの、人との壁の無さに、なんか羨ましさと、人生それで大丈夫なのって


心配との両方を感じました。


で、あと、絵や音楽や文学のアーティスト系の人たち。


しょっちゅうのびのびと創作活動してる(笑)創作が止まんない感じ。


インドって、聖者エリアって、


なんか彼らをインスパイアするエネルギー場なんですかね?


そして地味に多かったのが、哲学てのか、インテリ系の人々。


男女共に東大・京大関係の人たちがやたらいたのはなぜ(笑)


で、何故かこのアホな私はそのインテリ層の人たちに寄られました。


色々話し掛けられて、優秀な彼らにはアホが珍しかったんですかね(笑)


当時やってたバイトの話などすると、ぱぱぱってその場で


賃金と交通費計算しては、


「帰ったらやめてそれ。賃金が交通費で消えてるじゃん」


とか親切に教えてくれました(笑)そうだったんだ~~。


「いいの、渋谷でバイトしてみたかったの!」


とか答えて「えっ、アホなの?意味不明。」とか言われてました(笑)


後日その女性に告白されて仰天したり。(申し訳なくも私は男性が好きな♀)


算数できなくてもよかったのかなー。


けど、基本皆が瞑想が好きで、お互いへの視線が温かだったので、


気にせずいつも自由に喋っていました。


中には東大4年生だっけで、既に何冊も翻訳本を出してる男性もいて、


びっくりしました。あと、数年塾の先生をしては、インドに通う


ライフスタイルの人とか、既に沢山稼ぎながらも


とんでもない芸術的な漫画を描いてる女性とか


まじの能力者とか。(あそこの率、高。なんでだろ~???)



彼らは尊敬する先輩て人の家にも連れてってくれました。


ジャングルの中のツリーハウスです。(笑)木に登れないと入れません。


その尊敬されてた人は日本男性で、いわばインドの猛者って感じで


ガンジス河に住んでそうな雰囲気(笑)


若い奥さんが赤ちゃんを抱えてて


ええ加減、日本に帰ろうか思ってるとか渋い顔で言われてました(笑)


真剣に自然と調和して生きたいんだと語られていました。


印象的だったのは、その男性がコーヒーなどの瓶にいっぱい


小さな水晶を持ってたことでした。(どこでゲットしたのだろう


ヒマラヤで掘ったのかな??あり得る。)



あと別の日に彼らに、一軒家にも連れて行かれました。ジャングルの中です。


どうやらアシュラムに通って瞑想するために


仲間皆で家賃を払って1年くらい住んでるってことでした。インドで??


そんなことがあるんですね。ほんとびっくりしました。


そこで新たに出会った人たちは、ちょっと今でも忘れられない


衝撃的な人達だったんですが、それについてはいつか


「パラレルワールドを旅する人達」って見出しで書こうと


思います。


(当時思ったのは、ああいう能力者的な人たちが


周りを一切気にせずに、のびのびと幸せに暮らせちゃうのが、


インドとかアシュラム周辺なのかもな~~??ってことでした。)



が、今日は暑いので、とにかく火の柱が立つ人のことを


書いちゃおうと思います。←なんで。



アシュラムで、いつもの様に孔雀とかにまたがれながら、


ベンチで喋っていると、Vさんて男性が能力者だよと


周りが教えてくれました。私は基本そういうの興味なかったし


眉唾に思って、どこか反発さえ感じていました。


Vさんもやはり京大卒の人で、6年で卒業して(笑)


今は塾の講師をして日本でお金をためては、このアシュラムに来て


瞑想しているとか。


一見すると、普通の地味な、ちょっと年上の


メガネのシャイなおじさん?て感じでした。


私について尋ねると、しばらく黙った後、


「全然何も見えない。わかんない。」とのこと。なんじゃそりゃ。


で、赤ん坊の頃のエピソードがあるか聞かれて考えました。


そう言えば、母にとっては私は最初の子どもで、突然


私がまったくお乳を飲まなくなった、と。病院巡りしても


異常はないのに、それでどんどん痩せて行ったと。


都会で初の子育てで不安だった母は、いけないと思いつつも


少し乳児ミルクに砂糖を混ぜてみたら、とたんにぐいぐい飲んだので


どっと安心して涙が出たと。しかし、砂糖を入れないと、ピタっと飲まないので、


悩みながらもしばらく砂糖を少し入れてしまったらしい、という話を


思い出して彼に話してみました。(だから今も甘党?)


すると、「何か願を掛けて、死ぬまで砂糖断ちをしてた僧侶だった


のかもしれないね。」と彼は言いました。←それ、能力で見えたの?


「何の願を掛けてたのかな。その願は叶ったのかな?」


と思わず聞きましたが、「わかんない」とのこと。えー。


周りは、「えっ、Vさんが何も分からないって珍しいですね。」


と言っていました。Vさんは、「ほんとに何にも見えないんだよ!」と


あわあわしていました。



その後、例の一軒家で、皆で夕飯を食べたりしたのですが、


食後に、なぜか私とVさんが隣の部屋で


二人で下らないお喋りをしていたときです。


一体自分が何の話をしていたか、まったく覚えていないのですが、


突然、


Vさんの真横から、部屋の向こう側まで、


ダダダダダっと


斜めに「火の柱」が立ったんです!!!


えっ!?!?


今の何!!??


びっくりして、Vさんに尋ねましたが、「ああ、気にしないで。」


と言われました(笑)


気にしないで???


だって、今、火の柱が立ったんだよ???


気にしない訳ないじゃん!!!


あ然として何度も聞きましたが、Vさんは全く取りあいません。


しつこく食い下がりましたが、説明はありませんでした。


それどころか、


「そんなことより、君は一体、誰?何なんだ?


いくら見ようとしても白紙、真っ白すぎてほんとに


全然わからないよ。お手上げ。」と言われました。


(う~ん、アホにはデータがないのかな??)


いやいや、普通何も分からないの当たり前じゃない?


それより火の柱の方が大問題でしょう。


押し問答していると


また!!!Vさんの真横の空間に


「ボッ」と、火が燃えました!!!!!


はあああああああ??????


火が燃えたんですが?!今そこに!!!!


もうほんと、教えて。なんで?なんで???


彼がむにゃむにゃ言うことには、一時期、魔術に興味をもって


練習したことがあったけど、今は興味がなくなった、


まだその名残だろうとか何とかでした。


(なんかテキトーに胡麻化された気がしました。)


魔術!?なにそれ。ありえんくない???


そこのアシュラムの聖者は、たしか魔術なんて


子どものおもちゃみたいなもんだ、下らない、的に書いてた人だったと


思うので、Vさんもそれで練習やめたのかもしれませんが・・・


に、したって、とんでもなくない???


結局あの謎は分からずじまいでした。



そう言えば、アシュラムで会った別の日本人女性に言われたのが、


(その人も、私と一緒だった別の人生を覚えている人とかで)


「ほんとに覚えてないの???ほら、私たち、魔法学校で


結構何回か一緒だったじゃない?


そんでさ、必ずいつも二人が成績ビリだったのよね(笑)


よく浜辺で箱にさ、打ち上げられたワカメみたいのを貼り付けて、


スクールで習った呪文みたいのを唱えてね、


それが何か鳥みたいになる練習してたじゃない?覚えてないの?」


と言われました。まったく覚えてません汗。いつもビリだったから


思い出したくないんですかね??(笑)


そもそも魔術ってどんなもんかも全然知らないし、興味がない……てか、めんどくさそう…


私には、普通の瞑想だけで充分です。


(そう言えば、人間的にも倫理的にも尊敬する、私が勝手に大リーグ級と思っている先生が


手のひらから火を着けるくらい、ご自分の少数精鋭の生徒さん達には


朝飯前と言われていたような……汗。)





以上、またとんでも話しですが、書いてみました。


読んで下さった方おられましたら、ありがとうございます。


また書きますね。


とんびオレンジ