こんにちは。
皆さんは『インド占星術』ってご存じですか?
知らない方も多いでしょうし、
普通に私は〇〇座~とかの西洋占星術なら知ってる
って方も多いと思います。
(普通の西洋占星術と『インド占星術』はだいぶ違うようです。)
前に「福祉の仕事」カテゴリーでも書きましたが、
インド占星術はインドではだいぶ大事なようで、
日本では占いの地位って、社会的には低い様ですが、
インドではたとえばある流派のスクールでは、
学びに来る人の多くがアカデミックな背景を持つ人たちだったり、
社会でバリバリ活躍してたりの人々も
何年もかけて本格的に学校に行ったり、弟子入りしたりして
学ぶようです。
実際に、私が学んだアーユルヴェーダスクールの専門課程の男先生は
インド医学最高峰の国立大学で、総長だの大学院長だのされていた方
でしたが、お家が代々、インド占星術(ジョーティッシュ)の使い手で、
おじい様がその州の王様・マハラジャの
軍師というか相談役な立ち位置で、夜中にマハラジャのお城から
こっそりと迎えの馬車が来ていたりしたそうですし、
男先生ご本人も、もちろん、インド占星術の使い手でした。
(いやあ、スクールの間にその話、してほしかった~~~~
それってほぼアーサー王つきの軍師?マーリンだっけみたいな
王様つきの魔術師じゃん・・・
奥様・女先生の傘寿のお祝い時に、
初めて先生の懇意にされてる日本人医師の方が
男先生のエピソードとして話されて興奮しました・・・
早く教えてほしかった・・・知ってたらあれこれ質問したのに・・・)
(男先生はもはや故人です。)
インド・チベットの古くからの大学では、「暦科」なるものも
あるようです。
つまり、一人の人間の出生時の星の位置や運行を
その人のホロスコープとして
書き写すインド占星術、聖なる科学であるという認識。
なんと、インドの古代の神さまのホロスコープ
というのも残っているそうだし、
(物質界に降臨された時のホロ)
聖者のホロスコープは、眺めているだけでこちらが浄化されるほど
清らか、と書かれていた占星術師の方もいました。
こないだテレビで偶然やっていましたが、
日本では考えられないことに
インドでは、赤ちゃんが生まれたらすぐに正確な出生時刻を記録し、
即、ホロスコープを地域の信頼できる占星術師や
プロに作ってもらうそうです。
結婚相手を探すときも、ほぼお互いのホロスコープ(星図)を
付き合わせて、この2人の結婚が上手く行くものなのか
そうではないのかを、地域の古くからのインド占星術の使い手や、
プロと一緒に検証するそうです。
新聞に、自分のホロスコープを掲載し、この人生に合う人
連絡下さいと言ったり。
テレビに出ていた地域で信頼されてるジョーティッシュの使い手は、
自分のホロスコープ診断で無事結婚した二人は
何十年経つが、まだ1件も離婚していない
と誇らしげに言われていました。
両親の結婚時の占星術師に、娘さん夫婦がまた見てもらってたり。
インド占星術は、インドの方々の人生を決める時に
重要な地位を占めているそうで、だからこそ
生半可な占星術師には頼まないとか。
ところで昔、当たり前のことなんですが、
どうして人はそれぞれ
興味・関心が違うんだろう?と単純に
思ったことがありました。(そんなこと当たり前だし、人には自由意志があるし
選択という基本的人権もあるのは、もちろん分かっていますよ。)
それがインド占星術を趣味でぽつぽつ独学すると、
なるほどなぁ~と思えたのがあります。
私はプロでも何でもないので、インド占星術の詳細は
信頼できそうな方の情報やご本を見ていただくとして、
先ほどの、私の単純な想いに関して言うと、
自分が生まれた時の、東の地平線にあった星座が
上昇宮(アセンダントとかラグナとか自分自身と言われる。)が、
ホロスコープの(1~12室の)どの部屋に行ってるかで
その人の「今回の人生の、太い大テーマ・大黒柱のテーマ」が
ほぼ分かるようです。(私は個人的には、その人が今世は
これを追いかけてみようと
自分で決めて降りてきた大テーマ、な気もしています)
(西洋占星術では「太陽」がどの部屋に行ってるかで
判断するそうなので、両者全然違いますね。)
たとえば
私の自分自身を表す(アセンダント、ラグナ)は『金星』で
インドホロスコープでは金星は、9室に行っています。
つまり私の性質は「金星」ぽく、(各惑星には性質がある)
私の人生のテーマは9室の意匠となり、
9室の意味を書いてみると、
「父親、師匠、幸運、高度な知識、宗教、信仰、
神や指導者への献身、高い徳、巡礼、長距離の移動、
外国、腰」だそうです。
なるほどなぁ~~~(笑)
これがたとえば友だちはですね、
自身は「木星」で
その木星は10室に行ってるようです。
10室の意味は
「上司、職業、天職、天命、社会的使命、社会的影響力、
専門職、名誉、地位、権力、大腸」
だそうです。全然違いますね(笑)
いやあ、この9室が人生の大テーマの私と、
10室が人生の大テーマの友だちが話しても、
いつもお互いの興味対象や熱量が
ほぼスレ違ってるのは当然とも思えて来ますね(笑)
例えば、9室が大テーマの私はですね、この10室大テーマの友だちを
見ると、いつも私が憧れる要素(人を癒す力やそれに関する
実践的で高度なスキルなど)を沢山持っているのに、
彼女自身には、それらは全く当たり前すぎて
それよりも自身は
社会で現実的なプロフェッショナルな専門性や、社会的な位置や
超有能な上司を、人生でずっと気にしている感じなんです(笑)
こういうの、ほんと面白いですよね。
(もしかしたら、私が憧れる彼女の要素というのは、もう彼女
過去の人生でとっくに達成してしまってて、今回の人生では
「仕事」を掘り下げるという大テーマを掲げてきたのかも?)
たとえば、これが4室が人生の大テーマの人だと
「母親、家庭、土地、不動産、乗り物(車・飛行機・船)
家具、初等教育、記憶、農業、胸部、肺」
5室に行ってる人だと人生の大テーマが
「子ども、創造力、才能、文学、知能、高等教育
芸術、哲学、恋愛、宗教、マントラ、腹部、胃、心臓」
となるようで、
そういう人と私が話しをしても
お互いがそれぞれ、あっちの方向を見てて
もしかしたら内心お互いが、
「この人たら、一体、いつも何を追いかけてんだろ???」
って不思議に感じてそう(笑)
もちろん、
それぞれの人の基本的人権や
そもそもの自由意志という、人の超基本的な感覚の上に
さらにインド占星術をちょろっと勉強しただけなのに、
どんな人の熱量が向かってる、自分にはさっぱり分からない方向も、
相当具体的に受け入れられそうな自分になってたのでした(笑)
私には、それだけでも有益なことでした。
また、自身を表す星がどの何室に行ってるか、のうち
もし、1,5,9室に行ってたら
それはトリコーナ・ハウスだそうで、
過去に積んだ功徳的な結果としてもたらされる
幸運のハウスだそうです。(1<5<9室。)
もし、自身の星が1,4,7,10室に行ってたら
それはケンドラ・ハウスという部屋で、
保護を与え、強い影響力をもつ吉祥ハウスだそうです。
(1<4<7<10室)他のハウスにも意味があるそうで
詳細はプロの方やご本や、良心的なジョーティッシュのコミュニティなどに
お尋ね下さいね。
鑑定家の方は、そのホロスコープの大テーマが何かまず見て、
あとは各惑星が、何個、
幸運のトリコーナハウスや吉祥のケンドラハウスに入ってるかを
チェックしたりするそうです。
インド占星術鑑定では、正確な出生時刻が重要で、1分違ってても
結構違う結果になるそうです。なので母子手帳があったら望ましい様子。
ただなくて日にちしか分からなくても、「月」での鑑定なら出来たり、
本格的なプロなら、人生で起こった主要な出来事を聴いて、
それによって正確な出生時刻を割り出す、という高度な技も出来るとか。
(凄すぎる・・・)一人のホロスコープには健康専門ホロのとかお金専門ホロのとか
前世のホロとか無限に色んな判断資料・要素があり、それを全体的に統合して判断される
その鑑定家の「経験」や「力量」によって、よりリアルに近くなるもよう。
また、流派もいくつかある様子ですので、これはただただ
その方の持つ、この人やコミュニティは、自分に合う合わないの直感や、
ご自身のご縁でつながる世界なのかも?
もしご興味ある方おられましたら、そこはよろしくお願いします。
また、人は自由意志をもっているし、
あくまでホロスコープは「ご参考」に。
以上、読んで下さった方おられましたら
ありがとうございます。
また書きますね。
とんびオレンジ