見えない世界と親しむ

色んな形で見えない世界と楽しむ

いいか、彼に誰も物理の法則を教えるなよ

こんにちは。


皆さんは一人旅はお好きでしょうか。私は好きです。


古本屋で女性の一人旅バックパッカー本とか見掛けるとすぐ買ってしまいます。


「旅は大勢でワイワイでか、友だちとと決めている、一人旅なんて何が面白いのか、


素敵な場所を見ても感想もいい合えず、一人でご飯食べたりって


寂しすぎるだろ!!」という人も過去にいました。(いや奴は自分がトイレ中でもドア開けて


仲間に話し掛けてくるよな喋り倒し系寂しがり屋だったのでそもそも論外(笑))


それはそうなんですが、自分は結構集団・複数行動が苦手で、楽しく合わせることは


なんぼでも出来るんですが、それが心底楽しいかと言われると、


正直あまりそうとも思えないところもあります。


(バリバリ一人旅派の友だちや鉄男などなら、安心して別行動後に合流、


でお互い即合意)


日帰りだったら大丈夫なのですが、泊まりとかなるとたとえそれが


恋愛だろうと親しい友だちだろうと、どこか辛いところがあります。


(興味の方向が結構似てる人たちとだと、だいぶ気分はラクですが・・・)


ただ友だちがあまりにも楽しそうだと、いいねぇ~など言って、一緒に行動しますが、


興味ないでしょ(笑)顔にモロ出てるよ、などもさっさと言われます。バレたか~~~~


ましてやそれが初めて行った土地などですと、もう燃える好奇心の方が勝ってしまい、


せっかく遠くここまで来たのなら、「行くのは俄然ここっしょ!?」等つい思ってしまい、


(自分が行きたいのは地味~~~な聖地だの植物園だのが多いのですが・・)


でも友達は違う所に行きたがっている・・・どっちがいい?と言われても


正直言うとどっちも関心ない・・・でも友達はとっても楽しそうでワクワクしているから


ここで別行動しようなどとはその楽しさに水差す様で言い出せない・・・


となると、じゃあ今日はそこ行こうか、交流がメインだ!


友だちは大事だかんね~~~~と自分に言い聞かせ、


でも今度一人で絶対にまた来て、あそこ行ったりここ行ったり・・・と空想して思ったり。


(でも家から遥か遠くだったら結局は行かないんですよね(笑))


気を遣ってくれる友だちだと、逆にこちらの興味をエスパーの様にめっちゃ先回りして、


私が好きそうなコースを選んで歩いてくれる、でも


それがその人の本当に行きたい所ならいいけど、どこかムリしてる様だとずっと


申し訳なさすぎる・・。←ただのめんどくさい奴


って訳で結果、


「一人旅・バックパッカー最高!!!!」


となります(笑)ほとんど貧乏旅行なのですが。




とは言え、私のブログのテーマは「見えない世界と親しむ」なので


今日は、バックパッカー中の不思議話を書いてみます。



〇 彼に物理の法則を教えるな


バックパッカーの方はよくご存じとは思いますが、


バックパッカー間にだけ新鮮で流通している生きた神話?都市伝説ならぬ


バックパッカー伝説、の種があります。(日常に戻るとすっかり忘れるやつ。)




昔ある日、一人旅先のタイの安宿のロビーで寛いでいると


ちょうどインドからタイへ来たと言うバックパッカーの男性達と出会い、


楽しくお喋りしました。色んな旅の情報交換をしているうち、


一人の男性が、インドで体験した不思議話を始めました。


結構みんなそういう話は好きなもので、ワクワクして聞いていました。


彼がインドの地方でいつもの様に安宿を探していると、どんどんジャングル?


の奥へ入って行った。ほんとにこんなところに安宿があるのか、と


恐る恐る入って見ると、中は一時代昔の、イギリス風の


高い天井の古びた洋館の様な宿だった。


受付をしようと入ると、まだあどけない感じのジャングルの原住民ぽい男の子が


ニコニコとしてくれた。ほっとして、安いししばらくそこに滞在することに決めた。


ある日ロビーに出てみたら、受付の男の子が自分を呼ぶ声がした。


しかしキョロキョロしても誰もいない。


と、「ここだよ!」と上から声がするので見上げると、


彼はなんと古いシャンデリアにぶら下がって、ニコニコして手を振っている。


どうやってあんな高い所にぶら下がったのか?


周りには移動できるような机も梯子もない。


飛び降りて来た彼にそれを尋ねてみると、ジャングルの彼は、?と、


当たり前の様に壁と天井を歩きシャンデリアにぶら下がってみせると


再度盛大に手を振ってみせた、とのこと。(そこちゃう)


信じられない思いで聴いていると、「それ聞いたことある!!!


列車で会った日本人の人も、おんなじ話ししてた!!!!


あれほんとだったんだ!!」


「だろー!?」とうれしそうに二人で盛り上がっていました(笑)


そして、その男性は


「あの子はジャングルで育って何にも知らないからそんなことが出来るんだ。


いいか、もしインドに行ってその宿を見つけても、


誰も彼に物理の法則を教えるなよ!!!そんなことしたら、


彼はあんなこと途端に出来なくなるぞ!!!」


「そうだよな、ムカデにそんなこと出来るわけないなんて


教えたら、考え込み過ぎて、きっとすぐ歩けなくなるよな!!!」


←そうか??


「そうだよ!!!皆、約束してくれる?」


不思議な使命感というか(笑)熱を込めて彼は真剣に言いました。


皆、深く頷いていました。(なんのこっちゃ)


〇 タージマハルの周りを飛ぶ人たち


別の安宿で、やはりインド帰りのバックパッカーのカップルと会いました。


またロビーでの旅人トークしてると、その可愛らしい女の子の方が


話し始めました。


彼女は子どもの頃からいつも同じ夢をみていて、


タージマハルの周りを複数の人たちが飛んでいる夢だったそうです。


いつも同じ夢なので好奇心が抑え切れずやっとインドに行ったが


普通の観光地だった。おしまい、


なーんだ、そりゃそうだよねと皆が解散してから、その子は


私に、「でもね、誰にも言わないでくれる?


実は夜に見たの。タージマハルの周りを飛ぶ人たち。


いるのよ。分かるでしょ?」


絶句すると、彼女はチャーミングに笑いました。


←いやインドありすぎ


〇 壁に異次元????


これは私の話なのですが、


昔、ある日、一人旅先のマレーシアの市場近くの安宿のベッドでゴロゴロして


屋台で買ったフレッシュフルーツを食べ、


30円くらいで買ったバッタモンの変なドラえもんの漫画


(あまりにクォリティ低いと10円のもあった)を面白く眺めていると、


ふと壁にある直径5センチくらいの〇に気付きました。


びっくりして目を凝らしてよく見ると、その〇は緑色や紫や黒やで、


しかもゆっくりと動いており、なんか渦巻いてる様でした。


何度目を凝らしてもそこにあります。でもなんか位置が分からないので


手を伸ばして触ってみると、なんとあるのは壁にではないではないですか!!


かと言って壁の中でもない。自分の手にでもない。


手と壁の間の空間にでもない。じゃあこれはどこにあるの!!!???


しばらく何度も触ろう触ろうしましたが触れず、徐々に消えて行きました。


未だにあれは不思議です。ドラえもんだけに異次元だったのかな??

(あっちの世界にタイムリーにおちょくられることは時々ある)



以上、書いててほんと、旅先だけのなんのこっちゃ話だなぁ~とは思いましたが


現地にいると皆タッチが軽く、すぐに忘れるのも面白いですね。



読んで下さった方おられましたら、ありがとうございます。

また書きますね。


とんびオレンジ