見えない世界と親しむ

色んな形で見えない世界と楽しむ

自分の、不可解な涙の理由 ③

こんにちは。Mさんとの不思議エピソードは沢山あったので


もう少し昨日の続きを書きますね。



ある日、私は色鮮やかな夢を見ました。


たぶんアメリカ南部の大きな館の緑溢れる庭で、スマートな若い青年と


彼よりもっと若い、無邪気な可愛らしい女性(少し知的な障がいがある?)が


婚約者同士で、ただ幸せそうに抱き合っている、フルカラーな夢でした。


目が覚めた時、はっきりと腕の感触までも思い出せました。


これはMさんと自分だ、と直感で思いました。


が、数日後、今度は古いアメリカの、土ぼこりが舞う街の、


そっけない部屋の片隅に、


疲れ果てたその青年が、机でがっくりと肩を落として手紙を読み、


顔を覆っている夢を見ました。彼は泣いていました。


そして現代のこの自分が、その青年の肩にそっと手を置いて


そばに立っている夢でした。


(青年は気付いていませんでした。)


彼は何故泣いていたのか?


目が覚めた時、分からなくて、それがとても気になりました。


はい、そうです、


もうここまで来たら、すぐにプロのヒプノセラピストに連絡しました(笑)



プロとのセッションを受け、意識に深く降りて行って見えた場面は、


彼らは若く幸せな婚約者同士だった、


Mさんである青年は、自分の理想から信念を持って南北戦争に出て行った、


そして遠征先で、自分の無邪気な婚約者が避難先で流れ玉に遭って


亡くなった、という知らせを読んだ、


というものでした。



私はそれまで、自分のヒプノ話を全くMさんにしませんでしたが、


予約の電話をした時にそのまま雑談になり、何故か今回は


Mさんに


「私、先日ヒプノセラピーを受けて来ました〜」と言っていました。


電話だったから言い易かったのもあるかもしれません。


「そうなんだ!!何か見た?」Mさんの声は驚きませんでした。


「アメリカで、Mさんと一緒の時代にいたようです。」


言ってみました。


「南北戦争でしょ。」


Mさんの声がしました。


えっ!?


「ちょ、なんで判るんですか!?そうなんです!!」


「○○(部族)のおじいに言われたことがあるよ。


『お前はこのアメリカで、南北戦争で黒人のために闘ったな。』って。」


まただ・・・あ然としました。


Mさんが13歳以前の昔に、現実にインディアンの方から言われていたとは。


ヒプノで見る世界は、本当に本当に、


自分の心の中のことだけではないんだ・・そう思いました。



ある時私は、フラのT先生の素晴らしいダンスを、


どうしてもMさんにも見てもらいたくなり


特別にお願いして、閉店後、Mさんの目の前で踊っていただきました。


T先生は一目でMさんと何かが通じ合ったご様子(笑)


予想通り、二人は初対面なのに、まるで幼馴染同士のように笑っておられました。


T先生は一曲だけいつも通り美しく踊って下さいました。


見終わったMさんは興奮の様子で大拍手し、


「いやあ、凄かった!!鳥肌立ってるよ‼️

なんなんですか、これ。凄く美しかった。

感動した!!


始めから、もうTさんの全部のチャクラから


大量の光が、ばあああああっって出て炸裂してさ、


眩し過ぎて俺、一瞬全然何も見えなかったもん。


いやあ、良いもの見させていただいた、ありがとうございます!!」と言っていました。


誇らしい気持ちと、


「やっぱり!この二人は通じあったし、同じ言葉を使う」とも思いました(笑)



ある日、私が自慢の切り絵コレクションをMさんに見せたら、「俺にもできそう」と


言い、彼も作るようになりました。


Mさんの切り絵は、白い紙が自然とか妖精、天使などのモチーフや


光景になっているものが多く、


いつも青い模造紙をバックに、鮮やかなコントラストで使われていました。


どれもシンプルで美しいものでした。曲線は大胆に力強く美しく、感心しました。


その後、ハワイの、プロのハワイアンキルターの工房所属の縫子さんが、


日本で整体に来て、階段の壁のMさんの作品に感動され、その方の上司の


有名なハワイアンキルターさんから、正式にコンペティション作品の


型紙制作を依頼された、と聞きました。


中央に森のデーバ?森の王?が周りの自然と一体になっている様な


力強くもシンプルな作品でした。天上界のような、地上の楽園のような作品。


Mさんの実際の自然界への深い理解が、直接表れている気がしました。


でもMさんは、そのプロのキルターの申し出を断ったとのこと。


「自分の切り絵は、お金にするつもりはないんだ。」


Mさんは言いました。



Mさんは毎月、私の参加していた地下画廊の集まりに切り絵作品を


提供してくれるようになり、気付くと必ず私も一緒に、


閉店後の制作を見守る流れになりました。作った作品は全てくれるとのこと。


その魔法の世界の様な制作の時間は、毎月私にとって、いつも不思議で、


会話も、とても楽しい時間と空間でした。


お返しに、


私は神在月の出雲大社近くの浜で沢山の桜貝を拾うと、


それを桐の木箱に綿を敷き詰めてMさんにあげました。


「こういうのが、一番うれしい」


Mさんはとても喜んで言いました。




Mさんと一緒に働かれている女性整体師さんが、


「〇〇さんと話してる時、M先生、ほんとによく笑って


沢山喋りますよね。いつもは静かなのに。」


と言われました。全然知りませんでした。



その頃には、自分はMさんのことが好きかもしれない・・・


と思い始めていました。


が、きっと彼女がいるよ、自分はただのお客さんだろうな・・・


と思い、諦めていました。



ある時、整体後にMさんがポケットから何か取り出すと、


「あげるよ、お守り。」と言いました。


見ると、表面に天使のある、銀のコイン状の物でした。


好みで喜んでいると、「よかった。デザイン描いて、


知り合いの工房で作ってもらったんだよ。」とのこと。


うれしかったので、お誕生日だと聞いていた日の夕方


仕事帰りにちょっとした物を買って、お家のドアに掛けておこうと


寄ってみました。


が、窓から、可愛い女性がソファーに座っているのが目に入りました!!!


ドキドキして、慌てて走って帰りました!!


あっと言う間にまた失恋です(笑)しばらく落ち込みました。


友だちに、「それが彼女だとは限らないじゃないの!!


ただの誕生会の仲間とか、友だちかもしれないよ!


聞いてみたら?」


とも、言われましたが、「誕生日に部屋にいるのは彼女でしょ!!


もういいの!!」と答えていました。



その後、当時もう燃え尽き症候群になっていた仕事も、


コケてばかりの恋愛も、全部仕切り直そう!!と、思い切って


退職とスペイン・サンチャゴ巡礼を決めました。



Mさんには日本から巡礼に旅立つ当日に、リュック姿で報告しました。


Mさんはかなり驚き、戸惑った様子でした。そして、


「その巡礼のガイドブックを見せて。早く。」と言いました。


スペイン語のしかなかったのですが渡すと、


Mさんは急いでそれを見、


「酷いな。こんなデタラメな本、持って行かないで!!


地図が全然違う!これ捨てて!!」と言いました。


プロレスの世界巡業時、スペインは結構滞在したとのこと。


「巡礼中に、時々は俺にも電話下さい」とMさんは言いました。


(一回だけ、電話しました。)



その後、無事に徒歩780キロの巡礼を終え、お店にお土産を持って行くと、


Mさんは「無事で本当によかった!心配で、ずっと祈ってたよ!!」と


ハグすると、私を見て目を見開き、


「前と全然オーラが違う!凄くイキイキして、


なんだか人間がでっかくなって帰ってきた!!」と、


再会をとても喜んでくれました。


うれしかったですが、私はすぐに完全に遠い地元に帰りました。



カトリックの修道士さん達が作ったという地元の障害者施設に


再就職した私は、クリスマス会の飾りつけ係になりました。


これは絶対に天使とか聖母マリア様だ!と妙なイキリ方をした私は


思わずMさんに連絡していました。


Mさんはわかった、クリスマスまでに3つの切り絵を制作する!!と


言ってくれました。


が、その後、Mさんのお父様が亡くなったと連絡が!!


衝撃で、お悔やみと同時に当然飾りのことは断わりましたが、


3つの作品がクリスマス前に届き、本当に驚きました。


戸惑って御礼の電話をすると、


お父様が亡くなったことが、信じられない当日夜も、


作品を制作し続け、周りから止められた、


けれども、夜通し手を動かし続け、没頭し続けたんだ、とのこと。


涙が出ました。


丁寧に3つの作品を額縁に入れ、眺めました。


一つは聖母マリア様、一つは天使たち、そして


一つはギリシアの女神の切り絵。どれもとてもとても美しかったです。


心に沁み渡る清らかさに、時を忘れていつまでも見入っていました。




Mさんのことを忘れて数年後、


地元で訪問介護している時に地震に遭いました。


無事に落ち着いてから光るスマホを見ると、メールが一通届いていました。


なんと懐かしいMさんからのものでした。驚きました。そこには、


「大丈夫?怪我はしていない?何でもするから言って。」


そう書いてありました。感動しました。


ただ、時刻が、地震発生時刻とほぼ同時でした。


こんなことって、ある!?


昔と同じ自分の台詞に、ただただずっと微笑していました。



以上、長くなりました。


読んで下さった方おられましたら、ありがとうございます。


また書きますね。


とんびオレンジ