見えない世界と親しむ

色んな形で見えない世界と楽しむ

植物・樹との交流

こんにちは。


この世で人の数だけそれぞれに、

見えない世界との親しみ方があるなーと感じています。

(←これは枕詞にしようか・・)



植物や樹木との交流も、その一つではないでしょうか。

(先日テレビでも取り上げられているのを見ましたし、

昔何かの科学的な記事で、植物は自分が切られたり

天敵の虫に食べられたりすると、周りの仲間に即それを知らせる

ための物質?を放つそうですね。)



アロマセラピーや漢方やアーユルヴェーダでも、

沢山の種々色々な効能がある成分を持つ植物が

取り上げられていますよね。



森林浴とか普通に言われますし。

って、そんなことを挙げなくても、これだけの園芸人口、これだけの

登山者人口など、都会でも公園や植物園が愛されている様子など、

自然界と親しむ人々の数が多い事実を見ても、

植物や樹木には見えない世界でも、きっと何か大切なものがあるはず・・

と感じます。




先日、女性庭師の友だちが、遠くでのお仕事で夜遅く帰宅してから

ラインをくれました。



この方は実際に会う度にいつも「森を背負っている」様な印象を受ける方で、

山で撮った野の花などの写真などを送ると、速攻すべての植物の名前を

難なくその場でスラスラと答えてくれます。



この友だちの気性は自由で大胆・ダイナミックで、ご本人にもブルドーザーだね!など

言っているのですが、(大笑いしてくれますが)

植物に対しては繊細な印象を受けます。



色んなことをご自分ではそれがどんなに凄いことかまったく意識されてないようですが・・・。

ただただ、彼女は本当に、植物が好きなんですね。



ラインをくれたその日は、1日薔薇のお手入れの仕事だったそうで、

雨降りが最初の辺は嫌なんだけども、すぐにそんなことは気にならなくなって

手作業に没頭するうちに、いわゆる「ゾーン」に入った、

とても幸せを感じた日だった、等が書いてありました。



「ゾーン」ってスポーツ選手や芸術家が時々使われる言葉ですよね。

こういう実体験を何気なく聞かせてもらえると、

その人の見えない世界との交流を少し見せていただけた気がして、

とても嬉しいです。



また、もう一人の友だちにも、きっとこの人は植物界に愛されているなぁと

感じる友だちがいます。



その友だちは、例えば倒産した誰もいない会社等のビル前に、

もはや忘れられてそのまま打ち捨てられ、

誰からも水をもらえず死にかけている植物を

いてもたってもおれずせっせと通って水をやったり、あまりにも

傷んでいるとドキドキしつつも引き取って

鉢に植え替えて肥料をやったりし、その死にかけた植物が

もしも奇跡的に息を吹き返すと心底大喜びしたりするような人です。



しかもそれらは、まったく世間で見られるいわゆる立派な花などではなく、

私の様ながさつな人間が耳にしても、本当に地味な植物達なんです。



つい最近も都会のガードレールに絡みついて枯れかけている野ばらに

水をあげているそう。



また、お茶会などでテーブル上の花に寄って来た羽虫を窓の外に

そっと逃がしてあげようとする前に、他の人に両手でパシン!と

「処分」されてしまうのを見て、しばらく悲しくて落ち込んでいる

様子もありました。



(その人もその虫の名前をスラスラ言えるところが

驚きなのですが(笑))



いつもは近隣の植物園に住んでいるのか?と思うようなその女性ですが、

この人はきっと植物界に愛されているに違いない、という私の確証を

強める様な出来事がありました。



私はこの様に、何の能力もないけど目に見えない世界には

大変好奇心を持っており、そこにいると言われている、

妖精や自然界の精霊などにも普通に好奇心や興味があります。



図書館で持ち出し禁止の、中世の妖精の古い話など読むと、

楽しくて面白いです。

(妖精を怒らせたら小さな赤いチョッキを手で縫って、

妖精の家?に置いておく、とかとても面白かったです。)




ある時、G・ホドソンという方の「妖精世界・霊視した妖精の姿」

という本が欲しかったのですが、近隣のどこの図書館にもなく、

購入を決めたら新刊はなく、たしか定価の何倍かの、

私にとっては高い値段を悩んで出してやっと古本で手に入れたのですが、

価値ある本だから仕方ない、などの話を友だちにしました。



すると、彼女はふと何かを思い出し、ごそごそすると、

最近、近隣の雑貨屋さんが、ご自由にお持ち下さいと古本等の箱を

置いていて、何冊かいただいたその中に、その本も入っていた、

と言うのです。



びっくりしました。

そんなことってあります??



私がその本を手に入れるための、

探した時間と手間に頭を心をあれこれ使っている間に、

その友達の元にはごく自然に、何も意識することなく、

あの貴重な本から自らを届けていたんですね(笑)



いやあ、日頃から、この献身的な人は、きっと植物界から愛されているに

違いないとは感じていましたが、私の中で確信になりました。(笑)



それでまた、その友だちの撮る植物や樹木の写真が

びっくりするほど美しいのです。他の人もいつも感嘆しています。

なんと言うのか、いつも彼女の撮る植物の写真が、

繊細で染み渡る様に美しく、もしかして

この人自体が妖精界の人なんじゃないか?と感じることもしばしば(笑)



以上、自分の体験を書こうと思ったらその前に、

今日は植物界と親しい、尊敬している友だち二人の話になりました。

また書きます。

読んで下さった方おられましたら、ありがとうございます。

とんびオレンジ